桐幡歩作品の書評/レビュー

ジオと禁じられた魔法 (4)

500年後のジオの物語
評価:☆☆☆★★
 ジオ・レヒュタス、サザーイアリエスやリィンと、ギン・タビビセスの対決から五百年後の世界。科学的な発展を遂げる代わりに、500年前以後、魔法は失われてしまったかに見えた。そんな時代を生きるジオの子孫ジオ・アリア・レヒュタスは、金にうるさい青年だ。
 そんな彼の前に、魔法研究機関エルジオンの構成員が現れる。彼らはジオに協力を求めるのだが、いかにも胡散臭さを感じたジオは逃げ出すことにする。そしてジオを救ったのは、エルジオンを抜けた魔法研究者レイセス・エルディオとその仲間、シェリー・ベイルとフィー・レガルアだった。

 どうして魔法が使えなくなったのか?ジオ・アリアが受け継いだという黄金の禁呪とは何か?新たな謎が明らかになるのを通じて、500年前の謎も少しは解き明かされる。
 イレガウラ、ギン、ジオの本当の関係、そしてジオが生まれる以前の記憶を持っていた謎。その辺りは今回で明らかになったが、イマイチ明らかにならなかった部分もある。しかしこれで完結なので、その辺りは自分の想像で補うしかないようだ。

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ジオと禁じられた魔法 (3)

禁呪の秘密
評価:☆☆☆★★
 魔導の蝶との共同作戦により、ギンたちの侵攻を食い止めようとするジオだが、ギンの魔法の力はすさまじく、容易なことではない。ギンの魔法の秘密を調べるため、自らに呪いをかけた存在の下へ案内するサザだが、ジオたち3人はそれにより試練を課されることになる。禁呪の成立に秘められた物語とは。
 おまけで、ジオとイレガウラの出会いの物語も収録されている。

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ジオと禁じられた魔法 (2)

魔法による戦争
評価:☆☆☆★★
 サザーイアリエスと共に自分の過去を探ることにしたジオは、ギン・タビビセスが一人で滅ぼしたという国を訪れた際に、リィンという少女に出会う。リィンもジオと同じく、ギンという名の魔法使いを探しているというのだが、二人の探しているギン、そして国を滅ぼしたギンは同一人物なのか?
 おまけでは、リィンとギンの出会いの物語が描かれている。

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ジオと禁じられた魔法 (1)

イレガウラの守ったもの
評価:☆☆☆☆★
 世界一の魔法使いを目指す少年ジオは、三賢者の一人イレガウラ・レヒュタスの下で暮らしていた。ある日ジオは、イレガウラの管理する禁呪を狙って現れた賊を誤って招いてしまい、イレガウラを喪う。図らずも二つの禁呪を身に宿す存在となったジオは、数年後、世界一の魔法使いになるために、はじめて外の世界に踏み出すのだが…というお話。
 スクリーントーンが少なく線描が多いのだが、その線は細めで繊細な柔らかい印象を受ける。何というかデッサン画みたいにも見える。本誌掲載時に他作品と比較すると、その差異は顕著だ。

 物語はまだ始まったばかりで、色々と分からないことが多い。禁呪とは何なのか、他の魔法との違いは何か、タイトルにある黄金って何だろう、など数え上げるとキリがない。さて、晴れて魔法使いの資格を得たジオは何を見て何を知るのだろう?

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