久住昌之作品の書評/レビュー

孤独のグルメ (2)

酒なしで飯を食らう
評価:☆☆☆☆★
 輸入雑貨商の井之頭五郎が、過去の女性を回想したり、その日の仕事の感慨にふけったり、たまには他の客と喧嘩になったりしながら、一人、酒なしで飯を食うだけの話。

孤独のグルメ

ただただ食らう
評価:☆☆☆☆★
 輸入雑貨を取り扱う個人貿易商の井之頭五郎は、しょっちゅう、昼飯を食いそびれる。空腹を抱えてよく知らない町を歩き回り、何となく気になった店に入って、メニューを見ながら何を注文するかを考える。
 いま食べたい気分なのは何か、どんな材料を使っているか、どんな順番で食べるか。そんなことを考えつつ注文し、提供された食事を食らう。ただただ、旨そうに食らう。そしてたまに文句を言う。

 ある程度の年齢になると食いしん坊が考えてしまいそうなことをそのままやるのが、井之頭五郎という人物なのだ。

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