篠原健太作品の書評/レビュー
彼方のアストラ (2)
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彼方のアストラ (1)
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SKET DANCE (18)
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椿を会長とする新生徒会が始動し始めたものの、いろいろと課題もいっぱい。特に庶務の加藤希里の暴走に椿は手を焼いている。
そんな加藤とヒメコの間に意外な関係が発覚!ボッスンはそれを知り、やきもきするのだが…。
また新たな謎ゲームにはまるスケット団、そしてその結果に生じる大ピンチをどう切り抜けるのか?
SKET DANCE (17)
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スケット団のメンバーがRPG世界に行ったらという番外編は別として、生徒会長・安形の引退セレモニーの話や、中馬先生の恋話など、本来のスケット団の存在意義である助っ人が前面に出た感じのエピソードが集まっている。
個人的には安形の引退セレモニーのエピソードが好き。詰め将棋の双玉問題も出てたし。でもあれ、双玉の意味があんまりない詰め手順だったのは残念だけど。
SKET DANCE (16)
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修学旅行狂詩曲の完結編が描かれた後は、日常の小ネタがいっぱいの構成になっている。
似た名前の人がスケット団の部室に押しかけてくるエピソードやボッスンがスイッチに唆されてオフ会デビューする話、椿と紗綾がらみのトラブル、ヒメコとボッスンの漫才などの一話完結ストーリーが収録されている。
登場人物たちの人間関係にまつわる話が多く、いつもの自然さに比べて作り込んだ感があるネタにも感じられた。
SKET DANCE (15)
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新キャラクターとしてサーヤが登場して、安定していたスケット団のメンバーの関係に影響を及ぼしかねない行動に出ようとします。
そんな状態の時に起きるイベント、修学旅行。ここで繰り広げられる男女入れ替わり状態でのネタの数々は、そんなことまでやっちゃって良いの?というくらいのレベルのものです。真面目にやるとかなりやばい。
SKET DANCE (14)
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前巻から続いているお話は除くとして、本巻はギャグよりのお話が続く。懐かしのジェネシス再登場や、ぺロキャンにまつわるヒメコの壊れっぷり、椿をいじるお話などだ。
ただ、そういった何でもない話の中にも、次への伏線が仕込まれていたりすることもあるから侮れない。
SKET DANCE (13)
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ただトイレに行くだけとか、メル友におけるドキドキ感と勘違いとか、あるあるネタみたいな普通の出来事を物語に仕立て上げているところが共感できるし笑える。
さんざん笑わせたり突っ込ませたりしておいて、最後は真剣になって緊迫感あるまま次巻に続く。
SKET DANCE (12)
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しばらく過去編が続いて重い部分もあったけれど、今回はそれ以前の、時々真面目なギャグ路線に復帰した感がある。やっぱり、クスッと笑えるお話が続いた方が単純に面白い。
しかし、完全に以前のように戻ったわけではなくて、スケット団三人の背景が描き込まれたゆえに、そこからさらに広がっていく人と人のつながりの意味に、深みが出たのかもしれない。
SKET DANCE (11)
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前巻までのシリアス展開から、日常生活に戻ってきた。でも、流れは継いでいるので、ボッスンやツバキをいじっている回が多いかもしれない。
SKET DANCE (10)
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コミックス1冊分10話をかけて、2段構えでボッスンの過去編。少年ジャンプには珍しい、現代を舞台としたシリアスな話題を扱いながら、10週続けても人気を保てているというのはすごいと思う。9巻かけて築き上げた世界のおかげだろう。じっくり仕込んだ結果が生きている。
SKET DANCE (9)
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良い意味で展開がパターン化されないというか、様々な方面から攻めてきます。張り込みするだけとか、大食いするだけとか、着ぐるみを着てドタバタするだけとか、下手をすると自己満足で終わっちゃいそうなネタではあるのだけれど、それぞれのキャラクターが色々と役割を分担して背負ってくれるので、飽きることなく楽しく読めてしまう。
でも、そんな固定化したかに見える役割分担も、いずれは変わってくるのかも。だって人間は、成長するし変化するのだから…という感じのお話もあります。
SKET DANCE (8)
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生徒が対立する相手として身近な大人である教師が登場することはままあるが、この作品はそういう対立構造をあまり中心に置かないので教師の出番は少ない。しかし今回は新任教師として、歌のおねえさんという前歴を持つ教師が登場する。前例にもれず、ダメな感じを前面に出した人ではあり、本当に自分の教師だったらかなりうざいと思うだろうが、あまり憎めない感じの人である。
あと特徴的なのは、生徒会の面々が怒られる系統のことをやっちゃうことだろうか。第1回キャラ投票の結果も公開中。
SKET DANCE (7)
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山野辺先生が今度はヒュペリオンというボードゲームを持って再登場。盤は新榧(かや)とか、勝利を呼び込むために風の神の名を呼ぶとか、陣形に秘められた逸話とか、本質的にはどうでも良い部分の細かい設定が、何かこう、心をくすぐる。
他には浪漫のマンガ教室、そして鬼姫誕生の物語を収録。各話につけられている解説文や、この巻の構成、扉の作者紹介に載せられている製作場所の写真などを見ても、きっちり作りこむ作者の性格が見て取れる気がします。
スケット・ダンス (6)
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ギャグだったり、シリアスだったり、コントだったり、1話ごとに物語のスタイルが全く変わってしまうため、ともすると短編集のようになりがちな気がするのだが、不思議と統一感がある。おそらく、主人公級のキャラクター達の個性がずば抜けているためだろう。
6巻ものっけからすごい方向に飛ばしていったと思ったら、中終盤にかけてはしんみりとさせてくる。全体的に、ふんわりやさしい感じの物語。
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