杉基イクラ作品の書評/レビュー

ナナマル サンバツ (17)

評価:☆☆☆☆☆

ナナマル サンバツ (16)

評価:☆☆☆☆☆

ナナマル サンバツ (15)

評価:☆☆☆☆☆

ナナマル サンバツ (14)

評価:☆☆☆☆☆


ナナマル サンバツ (13)

評価:☆☆☆☆☆


ナナマル サンバツ (12)

評価:☆☆☆☆☆


ナナマル サンバツ (11)

びしょ濡れ高校生
評価:☆☆☆☆☆
 SQ第1R「多答マイノリティダービー+択一スライダー」は、単なる運否天賦に見せかけて、思考の瞬発力が求められるクイズだ。16の第2R進出枠を獲得できる高校は?

ナナマル サンバツ (10)

SQ開幕
評価:☆☆☆☆☆
 SQ開幕。初戦は運の勝負なのか?

ナナマル サンバツ (9)

笹島学人の思い出
評価:☆☆☆☆☆
 合宿での天満竜壱と天満虎壱との出会いは、越山識に新たなやる気を芽生えさせた。そして各校の代表者も決定し、次巻は大会が開催されることになりそう。

ナナマル サンバツ (8)

クイズの都
評価:☆☆☆☆☆
 深見真理と深見誠司の早押し対決を経て、埼玉県立文蔵高校クイズ研究会の笹島学人、笹島迅子、深見真理、越山識、井上大将は、京都での夏合宿へと向かう。
 一方、開城学園高校・中学校では、大会参加者を選出するための選考会が開催されることになっていた。大蔵邦光は深見誠司のもとに赴き、参加するように説得する。その際に明らかになる、彼がクイズを辞めた理由とは?

ナナマル サンバツ (7)

乗り越えるべき時
評価:☆☆☆☆☆
 麻ヶ丘女子高校で開催されているクイズ研究会の例会に参加している埼玉県立文蔵高校クイズ研究会で未だ失格していないのは笹島学人ただ一人。しかしライバルたちから封鎖対象とされ、簡単には決勝戦へと進ませてもらえない状況だ。
 深見真理、越山識、井上大将ら一年生が見守る中、先輩の意地に賭けて勝利を決意する一方で、県立宮浦高校の御来屋千智もある決意を秘めて勝負に臨んでいた。

 ついに決勝戦の幕が開く。そして例会が終わった後には、深見真理の兄が登場することになる。

ナナマル サンバツ (6)

勝利よりも譲れない誇り
評価:☆☆☆☆☆
 麻ヶ丘女子高校で開催されているクイズ研究会の例会は、 第3R最後の勝ち抜け者を決めるところまで来た。埼玉県立文蔵高校クイズ研究会の新人、越山識は、県立宮浦高校の御来屋千智にリベンジを宣言する。
 20pt勝ち抜けで、越山識は17pt、御来屋千智は16pt。早押し解答者は正解で+3ptで、他のパネル解答者は正解で+1pt。3ptは他解答者の-ptとして振り分けることも可能なルールで、ギリギリのしのぎあいが続く。果たして最後の一人となるのは誰か?

 その後は、みんな大好き敗者復活戦!会場周辺に隠された封筒を探し、中にある問題に解答するというクイズ。ただし、問題にはハズレもある。問題児の赤河田高校の苑原明良の選択は?

 そして、準決勝ラウンド、封鎖クイズがはじまる。

ナナマル サンバツ (5)

マナーか勝利か
評価:☆☆☆☆☆
 埼玉県立文蔵高校クイズ研究会の笹島学人、深見真理、越山識、井上大将は、苑原千明部長率いる麻ヶ丘女子高校で開催された例会に参加した。笹島学人、深見真理は第3Rへの進出を決め、越山識は赤河田高校の苑原明良とペアを組み、第3R進出を賭けてペアクイズに挑んでいた。
 しかし、越山識と組んだ苑原明良は、クイズのマナーを無視し、他の回答者たちの神経を逆なでする言動を繰り返す。その受け入れがたい、だが結果を残すやり方を見て、越山識は困惑するのだった。

 笹島学人が開城高校出身であることが公式に明かされ、兄との関係を想像してクイズへの集中力を欠いてしまう深見真理、県立宮浦高校の御来屋千智との再戦を目指し特訓の成果を見せていく越山識の姿が描かれる。
 まだこの例会は続きそうだ。

ナナマル サンバツ (4)

理由なんていらない
評価:☆☆☆☆★
 麻ヶ丘女子高校で開催される例会に出場するため、クイズスキルを上げるべく努力を始めた埼玉県立文蔵高校クイズ研究会の深見真理、井上大将、越山識は、笹島学人の厳しい指導を受けつつ、笹島迅子に早押しボタンを作ってもらいながら、急速に体制を整え始めていた。
 知識、気力共に充実した状態で臨む例会は、麻ヶ丘女子高校の女子高生たちが趣味趣向を凝らした演出とルールにより、準備万端で知的な男子高校生たちを待ち構えていた。

 メンバーたちの背景や友人関係なども掘り下げつつ、クイズ自体の仕組みについての解説も盛り込み、さらにはクイズ以外のコミカルな要素も加え、ぎっしりと充実したつくりになっている。
 盛り上がり始めたところで次巻に続いているので、これからどうなるか気になってしまうな。

ナナマル サンバツ (3)

なぜ競技クイズをするのか?
評価:☆☆☆☆★
 ようやく始動した埼玉県立文蔵高校クイズ研究会だが、笹島学人、深見真理、井上大将、そして越山識と、正式な部になるまでにはあと一人足りない。その上、早押し機すらなく、電卓で早押しボタンを代用する始末だ。
 そんなとき、越山識はまたしても図書室で、行き倒れている弱電少女の迅子と出会い、お弁当を分けてあげることになる。そしてその場を深見真理に目撃され、何やら妙な雰囲気に…。

 競技クイズは勝つことが全てなのか?その問いに対する明確な答えを持たないまま、県立宮浦高校との交流戦に臨むことになった一年生たちは、クイズを通じて何を得るのか?

ナナマル サンバツ (2)

知らなければダメ…とは限らない
評価:☆☆☆☆★
 近隣校主宰の新人向けクイズ大会に参加することになった越山識は、深見真理や県立宮浦高校の御来屋千智のクイズする姿を見て、競技クイズが彼の考えていたものとは少し違うことに気づく。
 競技クイズにあるいくつかの暗黙のルールと慣習を知らない越山識は、それを知っている経験者に比べれば圧倒的に不利なことは事実ではあるが、それでも、真剣に集中してクイズに挑み続けていく中で、その存在に徐々に気づいていくのだった。

 クイズをしたいのか、したくないのか。最終的にあるのはその問いだ。それに越山識が答える時、彼が高校で選ぶ道が決定される。

ナナマル サンバツ (1)

そのポイントを見極めろ!
評価:☆☆☆☆★
 埼玉県立文蔵高校に入学した越山識は、部活勧誘でクイズ研究会の笹島学人からビラを渡される。仲間と一緒に何かを一所懸命やるということに密かに憧れを感じるものの、それは実現しないものとして諦めていた越山識だったが、ビラの裏に書かれていたクイズを解き、クラスで一番人気の少女の深見真理の縞パンを見てしまったことで、クイズ研究会に関わることになる。
 母親が司書であり子どもの頃から本を読んで来たことで知識量はかなりある越山識ではあるが、競技クイズはそれだけで勝てるほど甘くない。ボタンを押して一番を取るのも大変だし、問題を読み切られる前にいかに早く確定ポイントを見極めて押すかも重要だ。

 その困難を乗り越えてランプがつけば、そして答えが正解ならば、その快感は計り知れない。青春を諦めていた青年は、その快感にとりつかれ始めるのだった。

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