僕は友達が少ない+ (1)
- 星奈さんツイてます
- 評価:☆☆☆☆★
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表紙の柏崎星奈の額の「肉」は、出荷前に三日月夜空が書き加えたんじゃなかろうか?こう、サインペンで、きゅきゅっと。これも嫉妬のなせる業?それもそのはず、この物語は、もしも羽瀬川小鷹が三日月夜空よりも柏崎星奈と先に出会っていたら、というパラレル設定で描かれているのです。
だから、隣人部を立ち上げるのも星奈と小鷹だし、夜空はむしろそれを妨害してくる嫌なキャラクター。ほんのちょっと出だしが違っただけで、星奈と夜空の印象は反転してしまうのだ。
というわけで、さいころの目が全て星奈にツイているように回る世界。ここには楠幸村も志熊理科も出て来ない。代わりにシスター・ケイトが冒頭から登場する。やっぱり彼女は大人の論理で動くから、理事長の娘には甘くなってしまうのだろうか?
夜空が主導しない隣人部は、もはや普通のラブコメです。