谷川ニコ作品の書評/レビュー

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (4)

身内には欲しくない
評価:☆☆☆★★
 秋が過ぎ冬がやってきた。しかし、黒木智子の日常には何の変化もない。周囲が絶えず変化していく中、ずっと停滞しているようだ。
 たまには張り切ってみるものの、全ては空回り。開き直ってみれば、大概上手くいかない。もはや万策尽き果てて、あとは諦めるしかない?

 でも、本当にこういう人がいても、身内には欲しくないと思っても仕方ない気がする。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (3)

ぼっちの文化祭
評価:☆☆☆★★
 夏休みが明け、文化祭の季節がやってきた。席替えをして自分のクラスに居場所がなくなった黒木智子は、落ち着く場所を探し求めて学校内を彷徨い歩く。
 そしてようやく手に入れた安住の地も、文化祭イベントにより奪われ、クラスで特にやることもないながら、何とか浮かないように日々奮闘する。それなのに、対外的にはつい盛って自分を大きく見せてしまうのだ。

 最大の被害者は弟です。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (2)

無意味な夏
評価:☆☆☆★★
 黒木智子に夏がやってきた。

 初めのうちは部屋に引きこもってゲームをしたり動画を見たり、休みを満喫していたはずだったが、そのうち、何か違うと感じだす。どんどん募っていく焦り。しかしどうすれば良いかは分からない。ためしに行動してみれば、迷走するだけ。
 そうこう言っているうちに、彼女を姉と慕う従妹がやってくることになった。去年、散々、ほらを吹きこんでビッチということになっているから、それらしく偽装しなければならない。果たして上手くいくのか?

 母親にも、父親にも、真実の姿を見られてしまいます。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (1)

考えたら負け
評価:☆☆☆★★
 高校進学を控えるの黒木智子は、女子高生になれば男子にモテモテで、性欲に溺れる日々が自然に訪れると考えていた。しかし、高校に入学し、女子高校生になって二ヶ月、高校生とは一人も話していない現実が目の前に広がっていて落ち込みそう。
 何とか理想の女子高校生生活を手に入れようと努力はしてみるのだが、努力の方向がどこか間違っており、久々に再会した中学時代のオタ友は、ちょっとリア充になっていてやはり落ち込む。

 リハビリ生活のため、弟と毎日一時間、話をする時間を獲得するのだが、その成果は果たしてあるのか?

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