藤栄道彦作品の書評/レビュー

コンシェルジュ インペリアル (6)

評価:☆☆☆★★


コンシェルジュ インペリアル (5)

評価:☆☆☆★★


最後のレストラン (9)

評価:☆☆☆★★


最後のレストラン (8)

評価:☆☆☆★★


コンシェルジュ インペリアル (4)(いしぜきひでゆき)

評価:☆☆☆★★


コンシェルジュ インペリアル (3)(いしぜきひでゆき)

評価:☆☆☆★★


最後のレストラン (7)

ダメンズ・ウォーカー
評価:☆☆☆★★
 園場に興味を持った茂野月好美とのお見合いというイベントを加えつつ、マタ・ハリ、切り裂きジャック、忠犬ハチ公が来店する。
 また、最後の小料理屋として、園場の従妹の成雪が働く小料理屋に訪れるダメンズとして、太宰治、石田三成、伊藤博文が登場する。

コンシェルジュ インペリアル (2)(いしぜきひでゆき)

伝染する笑顔
評価:☆☆☆☆☆
 被介護者の幸福度を評価する指標を生み出せば、介護業務の正しい価値を誰もが見極めることが出来るはず。そう考える優菜は、その指標を探し出すべく、仕事をこなしながら考えるのだが、完璧にしっくりくるものが見つからない。被介護者の笑顔は大きな要素だと感じるのだが…。

コンシェルジュ インペリアル (1)(いしぜきひでゆき)

かすかな希望
評価:☆☆☆☆☆
 18歳の最上優菜は、海外生活の悪影響から日本語の読み書きに難があるため、看護師になることが出来なかった。そして現在は、総合介護サービスインペリアルライフで介護支援を仕事としている。
 御子神輝彦の会社に買収され、介護用多目的車&介護支援ロボットのN.I.Cとパートナーを組むことになった最上優菜は、これまで絶望していた介護の現実に、わずかながら希望があることに気付かされていく。これは、周囲の人々を成長させるサービスなのだ。

 主任の星崎愛理、杉村多恵子、小渕みのり、片山千秋らが物語を彩る。

最後のレストラン (6)

ジャンヌのライバル出現か?
評価:☆☆☆☆★
 南極探検家スコット、楊貴妃、ウァレンティウヌス、戦艦大和がご来店。大和だけは店に来るわけではありませんが。そして、ジャンヌのライバル出現か?

コンシェルジュ プラチナム (10)

鼻血が出ます?
評価:☆☆☆★★
 シリーズ最終巻。最上の娘が主役となる次シリーズに引き継がれるらしい。美味しんぼを揶揄したネタも登場する。

最後のレストラン (5)

政治的対立
評価:☆☆☆☆★
 有賀千恵の家に引き取られ、小学校に通うことになった言仁(安徳天皇)だったが、そこはとてもインターナショナルな教室だった。
 レストラン「ヘブンズドア」を飛び出し、前田あたりやジャンヌ・ダルクがお客様を迎える。今回のお客様は、ラスプーチン、メアリー・スチュアート、ナレースワン、ハンニバルとスキピオだ。

コンシェルジュ プラチナム (9)

昇進の打診
評価:☆☆☆★★
 病死した有名パティシエの紹介状を盗んで今の職場に入り込んだパティシエが、思わぬ依頼に困惑する。ホテルで開催されたゆるキャラ大会に紛れ込んだ人物や、児童虐待を受けている少年に必要なコミュニケーション、おにぎりを介するコミュニケーションなどのエピソードが描かれる。

コンシェルジュ プラチナム (8)

晴れの門出
評価:☆☆☆☆★
 鬼塚小姫と有明光成の結婚式を軸として、そこに至るまでにホテルで起きる様々な出来事に対して、九音響也や十津川京香が人間関係を解きほぐしていく。

最後のレストラン (4)

言仁の仁徳
評価:☆☆☆☆★
 レストラン「ヘブンズドア」は、バイトの有賀千恵や前田あたりが狂言回しや解説役に落ち着き、過去からやってきて居ついたジャンヌ・ダルクや言仁を中心にストーリー展開するようになってきた。スーシェフの御奴心?そんな人いましたね。
 悩めるオーナーシェフの園場凌が迎えるお客様は、アメリカ大統領リンカーン、悲運のピッチャー澤村栄治、非暴力運動のガンディー、獅子心王リチャードと、今回も多彩だ。食べることに食欲を満たすこと以外の何かを求める人々に饗される料理とは?

コンシェルジュプラチナム (7)

情報と情緒
評価:☆☆☆☆★
 九音響也は、十津川京香の兄弟子でクインシーホテルのフロアマネージャーとなった最上拝の許に研修に行くことになった。コンシェルジュへの道を進めてくれた川口涼子が働く職場だ。

 今回は懐かしのクインシーメンバーが大集合。あれ、このキャラってこんな顔だったっけ?と思う部分もいくつかあるが、彼ら彼女らの事後談も知ることができて、ちょっと嬉しい。逆に言うと、いまのキャラクターたちに対する読者の受けがいまひとつということなのかな?
 冒頭の何話かは、こち亀の両さんと部長の掛け合いっぽく見えた。

コンシェルジュプラチナム (6)

思い残しのないように
評価:☆☆☆☆★
 世界的に有名な歌手であるクイーン・ゾロが若かりし頃に影響を受けた日本人のストリートミュージシャン。その彼を探して欲しいという依頼を受けたのは、師匠である小野寺正太郎の心残りを晴らしたいという最後の弟子、十津川京香だった。最上や水無月ですら解決できなかった依頼に隠された秘密とは?心理学のエキスパートである九音響也が最後の扉の鍵をあける。
 再登板した総理候補、町工場を閉めて塞ぎ込んだ人の生きがい、往年の超能力者サイモン・シルバーを巡る不思議、そして九音響也乃昔の仲間との再会。再会といえば、九音響也をコンシェルジュの道に導いたあの人も登場する。

 この作品では、十津川京香が狂言回しをしたり、エピソードを締めたりすることが多いなあ。ゆえに彼女は格好よく描かれるのです。

最後のレストラン (3)

相対的な価値
評価:☆☆☆☆☆
 女子大生の前田あたりと女子高生の有賀千恵、聖女ジャンヌ・ダルクがバイトするレストラン「ヘブンズドア」には、死期の迫った歴史上の人物が食事をしにやってくる。繁盛しない悩みを抱えるオーナーシェフである園場凌は、彼らを本物とは信じずに、彼らの心を救う最後の晩餐を供するのだ。
 今回のお客様は、新撰組副長土方歳三、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト、オーストリア皇后エリザベート・アマーリエ・オイゲーニエ、安徳天皇の四名だ。そして前田あたりは、歴史の本道に戻らず、店に留まり続けるための条件に気づく。

 新たなレギュラーとして、御奴心というシェフも加わります。

コンシェルジュ プラチナム (5)

過去の過ちの行く末
評価:☆☆☆☆★
 クインシーホテルの司馬一道や、四の橋白金平商店街の新キャラ七尾小鹿が登場する。

 ホテルに宿泊する有名占い師の本性を暴いたり、アンテナショップの販売改革を行ったり、一流企業の粉飾決算にまつわる家族の話を描いたり、アイドルの醜聞、女子高生と担任教師の怪しい関係など、時事ネタとホテルを絡めたエピソード集となっている。

最後のレストラン (2)

失意に出される熱い料理
評価:☆☆☆☆☆
 女子大生の前田あたりと女子高生の有賀千恵がバイトするレストラン「ヘブンズドア」に、日中のバイトとしてジャンヌ・ダルクが加わった。オーナーシェフの園場凌を神さまだと思い込んでいるジャンヌは、あらゆることに思い込みが激しく、行動に至るまでの障壁が低すぎる。
 最近は少しずつ普通のお客さんが定着してきた「ヘブンズドア」だが、未だに時々、不思議な人物たちが現れる。それは過去からやってくるお客様たち。その死に際にやってくる彼ら彼女らは、園場凌に面倒な注文をして行くのだ。

 今回のお客様は、アドルフ・ヒトラー、ビリー・ザ・キッド、クレオパトラ七世、サルバドール・ダリ、関羽の5名。時代背景も好みも異なるお客様たちの心が望む料理を察してお出ししなければならない。
 そんな展開の中、ジャンヌ・ダルクがシェフの立場に対する解説的なポジションとして扱われるようになっている。前田あたりが解説し、有賀千恵が貶めたところを、ジャンヌ・ダルクが浮上させてくれるわけだ。

 同じレストランで料理を出すという物語ながら、お客様として誰が来るかで展開が変えられるところがこの設定の面白いところ。じゃんじゃんいろんな人を出して欲しい。

最後のレストラン (1)

人生を総括する一皿
評価:☆☆☆☆☆
 女子大生の前田あたりと女子高生の有賀千恵がバイトするレストラン「ヘブンズドア」のオーナーシェフである園場凌は、とびきりのマイナス思考の持ち主だ。ちょっと店に客が入らなくと悲観して、店に火を放って死のうとするような危険人物でもある。そのくせ、プライドはとびきり高いので、黙って人に使われるようなこともできない。
 そんな困ったレストランには、時折困った客がやってくる。自ら織田信長やマリー・アントワネット、ガイウス・ユリウス・カエサルや坂本竜馬、ジャンヌ・ダルクを名乗る、コスプレまでした変な客だ。彼らは一様にまともな注文をしない。それでも園場凌は、前田あたりの博識差の恩恵を受けながら、何とか注文をしのいでいく。

 死の間際の歴史上の人物たちが、死に際の一皿を求めてタイムスリップしてきてしまうという設定なのだが、店員たちは原則として彼らを本文とは思っていない。しかしなぜか、本物だという前提で、本物が喜びそうな料理を供していく。
 歴史上の人物たちにギャグ的な行動やメンヘラ的な行動を取らせちゃう危険なところもあるのだが、彼ら彼女らの人生を総括として、料理という形にする考え方は面白い。難しくなく面白い。

コンシェルジュ プラチナム (4)

制約の中の理想
評価:☆☆☆☆☆
 心理学のエキスパートである九音響也は、四の橋白金平商店街活性化のコンサルティングを請け負い、その過程でコンシェルジュという職業の面白さを感じ、ホテルキャピタル白金平に勤務することになった。主任で綺麗なお姉さん系の十津川京香の下で、一条笑美や四月鑑らと共に、コンシェルジュ業務に臨んでいる。

 コンシェルジュ部門をあまり評価していない千羽専務に特定の業者を優遇しているという疑惑が発生したものの、ホテルに損害を与えているわけでは無いので告発できない。体育会系のフロント三木優馬にはすっきりしない結論ではあるが、正論が幸福を呼ぶとは限らないのだ。
 商店街で九音響也が実施した、他店の料理を取り寄せできるサービスに触発され、ホテルでもお客様の注文にノーと言わないサービスが出来ないかと十津川京香は試みるものの、千羽専務を筆頭とする守旧的な考え方にホテル全体が染まりつつあり、中々思うように身動きが出来ない。

 千羽専務に正面から逆らうこと無く、コンシェルジュの基本に立ち返って仕事をする。そんな理想を胸に、元自衛官のドアマン八重島樹、商店街では二宮なごみ、六浦イリエ、五反田偲らの協力を得ながら、お客様の心の扉を開いていく。

コンシェルジュ プラチナム (3)

本当の欲求は自分にも分らない
評価:☆☆☆☆★
 商店街の活性化を請け負った関係上、ホテルキャピタル白金平のコンシェルジュも務めている心理学のエキスパート九音響也。商店街活性化プロジェクトは順調に進み、漫画家の有明光成にデザインしてもらったマスコットを使った、大量販店にも負けない策の準備は整った。
 しかしそこで、ホテルの専務・千羽から横やりが入る。商店街が活性化しては面白くないデパートや量販店が圧力をかけてきたのだ。それをかわすため、九音響也は準備していた策の手直しをすることになる。

 しかしそんなことは全く気付かず、一条笑美は今日もホテルのコンシェルジュに大忙し。主任の十津川は、部下たちを見守りつつ、化ければ超一流のコンシェルジュになりそうな九音に手を差し伸べることにも余念はない。
 そんなスタッフたちのいるコンシェルジュに持ち込まれる案件は、表面的な出来事と、見えない裏面にある欲求が結びついたものばかり。表面的な現象を解決するだけでなく、その根本原因から取り除く丁寧なサービスが繰り広げられる。

 そしてそんな心理学のエキスパートにライバル心を燃やすスポーツマン・三木優馬が登場し、女性陣だけでは扱えない様な問題も扱うようになっている。

コンシェルジュ プラチナム (2)

ほど良い加減
評価:☆☆☆☆☆
 心理学のエキスパートとしての能力を生かし、商店街の活性化を請け負った仕事の完了まであと半年となった。関連する業務としてホテルキャピタル白金平のコンシェルジュとして仕事をする九音は、主任の十津川の仕事ぶりなどを見るにつけ、自分に足りない部分を思い知らされる。
 しかし、彼の能力は実際には超能力じみている。人の心を丸裸にし、望むとおりに誘導できるわけだ。これをサービス業に利用すれば、それは効き過ぎる。サービスする対象に対して、サービスする側に有利な選択を強いることすら出来てしまうからだ。どこまで使ってどこからは使わないか。その線引きを、今回、九音は考えることになる。

 数字の名字も大分そろって来たけど、コンプリートするまでやるのかな?

コンシェルジュ プラチナム (1)

誰よりも心が読めるけれど、それでも分からない
評価:☆☆☆☆★
 アメリカで企業コンサルタントとして成功していた心理士の九音響也は、とある一人のコンシェルジュの言葉から、ホテルマンを目指してみることにする。そうしてホテルキャピタル白金平のコンシェルジュとなった。
 このホテルでは、周辺観光地の案内を行う出張所を商店街に置き、商店街の活性化と一体化したサービスを行うことになっていた。この企画を立ち上げたのは、商店街の娘であるコンシェルジュの一条笑美。響也は自らの能力を生かして、笑美は地元の人脈を活用して、ホテルと商店街のために尽力していく。

 そんな彼らをサポートするのは、主任コンシェルジュの十津川京香。響也の様な特殊能力はないものの、お客さまに寄り添う安定したサービスを提供する彼女は、他人との関わり方を模索する響也に適切なアドバイスを与えていく。
 ホテル内部には、そんな彼らに反発する勢力もあり、地元商店街にも消極的な人々もいる。そんな中で、笑美の友人である二宮なごみ、六浦イリエ、五反田偲など、個性的な面々の協力を得つつ、元気に活動していくのだ。

 最近なにかと話題の心理学を生かしたコンシェルジュの物語。人との関わり方が分からないのに、人の心はよく読める人間が、様々な人にかかわり、彼らの心のあり方を知りながら成長していく感じのお話だと思う。

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