水上悟志作品の書評/レビュー

プラネット・ウィズ (2)

評価:☆☆☆☆☆


プラネット・ウィズ (1)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (17)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (16)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (15)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (14)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (13)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (12)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (11)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (10)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (9)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (8)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (7)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (6)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (5)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (4)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (3)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (2)

評価:☆☆☆☆☆


戦国妖狐 (1)

妖怪と人間の物語
評価:☆☆☆★★
 仙道の山戸迅火と妖狐たまが武者修行中の武芸者を名乗る兵頭真介と出会うことで始まる、妖怪と人間の物語だ。

スピリットサークル (6)

評価:☆☆☆☆☆


スピリットサークル (5)

評価:☆☆☆☆☆


スピリットサークル (4)

評価:☆☆☆☆☆


スピリットサークル (3)

評価:☆☆☆☆☆


スピリットサークル (2)

半生の追体験
評価:☆☆☆☆☆
 夢の中に出てきたスパシフィカという人物と、その人物が言う、環を渡せ、という言葉。フルトゥナの時代に何があったかといい、謎は深まるばかり。
 三度やってきた過去生は、スフィンクスの建築を請け負うフロウという青年だ。依頼人アルボルはダイキの過去生で、その娘にして占い師のロカは鉱子の過去生、召使ハラーラはノノの過去生だ。更には、フロウの結婚相手となるお嬢様リハネラはウミの過去生、その奴隷クティノスはテツの過去生となっている。

スピリットサークル (1)

魂の因縁
評価:☆☆☆☆☆
 中学生の桶屋風太のクラスに、石神鉱子という転校生がやってくる。彼女には背後霊がついていた。その背後霊イーストの言葉に相槌を打ってしまい、絆創膏で隠していた頬の痣を見られた途端、彼女の態度が急変する。
 彼女によって、自身の過去生の夢を見せられた風太は、そこで自身と鉱子の因縁の始まり、そして友人であるダイキ、テツ、ノノ、ウミとの関係を知ることになる。

 森の精霊が見える少年フォンは、想い人のレイが生贄に捧げられることになったため、祭壇に乱入して助けようとし、逆に神官ストナによって殺されてしまう。
 初めての過去生体験から一夜明けた風太は、出現した魂の環スピリットサークルから出てきた少女ルンによって、二度目の過去生体験へと飛んでいく。それは騎士ヴァン・フランティアとなった彼が、魔女とされていた鉱子の過去生を殺害し、その後、実家を放逐され、テツの過去生である暗殺者スティールやダイキの過去生である遍歴宣教師グラス、担任の過去生であるシエロと暮らし、レイという赤ん坊を拾って育てる人生だった。

惑星のさみだれ (10)

新しい未来へ向けた第一歩
評価:☆☆☆☆☆
 アニマとアニムスのビスケットハンマーを巡る物語はついに完結。そして、朝比奈さみだれと雨宮夕日を中心とするエピローグが始まる。
 1巻から明らかになっていたさみだれの野望、地球を自分のこぶしでぶっ壊す、を果たすため、夕日と幻獣の騎士二人、南雲宗一郎・白道八宵の対決が始まる。彼らの戦いの結末は、そして地球とさみだれの運命はどうなるのか?

 32世紀から、現在から見て未来の地球を壊して時間を遡ってきたアニマとアニムスの旅も、ようやく終着点へとたどり着いた。この終着点は、夕日たちが生きるこれからの時間軸の出発点にもなる。
 アニマが去り、超能力を失った獣の騎士団はどの様な未来を築いたのか?エピローグとして、獣の騎士団の10年後の姿が描かれます。

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惑星のさみだれ (9)

終わりの前の始まりの物語
評価:☆☆☆☆☆
 ビスケットハンマーを巡る最後の戦いが始まる。
 しかしストーリーは、アニマとアニムスの始まりの物語へ。そして彼らが初めて現代に降りたった時に出会った人間たちが、この物語の行く末を決めたことが明らかになる。

 絶望を回避するのではなく、未来を築きあげるための戦い。ついにその決着の時が訪れる。

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惑星のさみだれ (8)

それぞれのやり方で
評価:☆☆☆☆☆
 変身能力を持つ泥人形、マイマクテリオンの力に圧倒される獣の騎士団は、自分たちの能力に、それぞれの方法で磨きをかける。そんな中、雨宮夕日に届く突然の訃報。そしてその禊は、彼らに新たな希望をもたらすことになるのだった。
 泥人形と獣の騎士団の戦いはクライマックスへ。最後の勝負に向けた切り札も明らかになり、物語の序盤で張られた伏線も回収され始める。

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惑星のさみだれ (7)

記憶の中の大人、目の前にいる大人
評価:☆☆☆☆☆
 夕日と共に危ないバイトに精を出す三日月。それは三日月の記憶を少年時代に遡らせる。そこに登場するのは、東雲半月の姿だ。
 そして、年少三人組の物語。彼ら彼女らからは大人に見える夕日と三日月は、彼らになにを与えることができるのか?

 10体目の泥人形との戦いは決着、そして11体目の泥人形との戦いは続く。

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惑星のさみだれ (6)

受け入れ、前へと進むこと
評価:☆☆☆☆☆
 槍と楯を備えた9体目の泥人形の出現、そしてそこから始まる戦いは、獣の騎士団にも大きな犠牲を強いてしまう。
 そして、2体目の神獣の騎士が出現する。

 ひとりの人間の人生に幕が下りるとき、その人がいなくなることをどうやって受け入れていくのか。獣の騎士たちの苦悩と再起が描かれる。

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惑星のさみだれ (5)

人と人とのつながりが、誰かを大人にしていく
評価:☆☆☆☆☆
 魔王・朝日奈さみだれの野望が、ついにトカゲの騎士・雨宮夕日以外の獣の騎士にバレてしまった。しかし、その野望を知った張本人、ヘビの騎士・白道八宵は、それを誰にも知らせない。

 さみだれの母、朝日奈春子が帰国したことから始まる、朝日奈家の事情。親として生きることよりも医者として生きることを選択したかに見える母と、さみだれをひとりにしてしまったことを後悔する姉、そして、そういう事情を全て理解しながらも、やはり放っておかれたという寂しさから素直になれないさみだれ。
 そんな3人の親子関係の中に、東雲半月の薫陶で成長した夕日が介入していく。その結末は。

 人と人とのつながりが、誰かを大人にしていく。そんな気持ちが見える物語だ。

 カバー下の表紙には、ふんどし姿の南雲宗一郎と、コスプレ全開タイガー白道八宵のカットがある。

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惑星のさみだれ (4)

現在にまつわるふたつの対比
評価:☆☆☆☆☆
 星川昴と東雲三日月が喫茶店で話をしている間に様々な場所で繰り広げられるのは、獣の騎士団の騎士たちが騎士になった時の物語だ。
 ヘビの騎士・白道八宵、馬の騎士・南雲宗一朗、ネズミの騎士・日下部太朗とカマキリの騎士・宙野花子、黒猫の騎士・風巻豹、鶏の騎士・星川昴と亀の騎士・月代雪待、そしてカジキマグロの騎士・秋谷稲近。ここにあるのは、現在から見る過去と、現在から見る未来という対比だ。

 どちらの場合にしても、現在からその情報を知ることができるとしたところで、その情報自体は動かすことができない。それなのに、動かすことができない事実を知るために、現在を犠牲にするのはバカらしいことだろう。
 だが、知ったこと、知っていることが意味のないことだというわけではない。それが現在を動かす力となることもある。昴が師匠と雪待について語るとき、三日月が思いだすのは誰の存在なのだろう?

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惑星のさみだれ (3)

本当のスタート地点
評価:☆☆☆☆★
 東雲半月の弟でカラスの騎士の東雲三日月に告白された朝日奈さみだれは、そのことに動揺する雨宮夕日にご満悦の様子だ。そんなとき、馬の騎士の南雲宗一朗が現れ、騎士たちを統括し始める。
 戦うことを狂ったように楽しむ三日月と、本格化する泥人形との戦闘に恐怖を感じ始める夕日。だがそんな夕日に、驚くべき変化が見られるようになる。その変化を引き起こしたものは何なのか?

 ここが本当のスタート地点。トカゲの騎士の成長物語が始まる。

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惑星のさみだれ (2)

物語の方向性を決定づける出来事
評価:☆☆☆☆☆
 犬の騎士、東雲半月が活躍する2巻。騎士としての超能力以上に、東雲流の使い手として卓越した体術を操り、人懐っこい性格の持ち主である半月は、雨宮夕日に大きな影響を与えると共に、朝日奈さみだれの姉、朝日奈氷雨の生活にも変化をもたらす。

 そして現れる泥人形。始まる戦い。ここで繰り広げられたすべてが、この物語の方向性を決定づけることになる。そういう意味では、序盤なのにとても大事な巻だと思う。だから内容は詳しく書けません。

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惑星のさみだれ (1)

前門のビスケットハンマー、後門の朝日奈さみだれ
評価:☆☆☆☆★
 大学生の雨宮夕日の部屋に突然現れたトカゲは、ノイ・クレザント卿と名乗った。夕日にささやかな超能力を授けたトカゲの騎士は、自分と一緒に地球を滅亡から護るようにいう。まともに取り合わなかった夕日だが、実際に泥人形という化け物に出会い、そこをお隣の朝日奈さみだれに救われてからは態度を一変させることになる。
 魔法使いが地球を破壊するために宇宙に作った巨大なビスケットハンマー。そいつが地球を壊す前に自分の拳で破壊してやるというさみだれのスケールの大きさに心打たれた夕日は、正義の味方の中にあって、さみだれだけに忠誠を誓う存在となる。
 ビスケットハンマーが地球を壊すのが早いのか、あるいはさみだれの拳が先か?どちらを向いても滅亡まっしぐらな気がする、ご近所さんによる地球防衛物語の開幕だ。

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