宮原るり作品の書評/レビュー

僕らはみんな河合荘 (11)

評価:☆☆☆☆★


僕らはみんな河合荘 (10)

評価:☆☆☆☆★


僕らはみんな河合荘 (9)

評価:☆☆☆☆★


僕らはみんな河合荘 (8)

評価:☆☆☆☆★


僕らはみんな河合荘 (7)

空回り同士
評価:☆☆☆☆★
 河合律と本の話をする男のクラスメイトができた。そのことにあせり、自分も余裕を持とうとする宇佐和成だがそれは空回り。一方、律も変な感じになり、距離が開きかける。その状況を察知した林は、律とメルアドを交換するのだった。

僕らはみんな河合荘 (6)

関係の変化
評価:☆☆☆☆★
 宇佐和成と河合律の関係に、新たな登場人物が加わることで変化が生じ始める。果たしてこの変化は何をもたらすのか?

僕らはみんな河合荘 (5)

憧れのバレンタイン
評価:☆☆☆☆☆
 河合荘にでっかい炬燵がやってきた。宇佐和成は隣にいる河合律を見て、これは同じ布団にいるのと同じではないかと感激する。
 クリスマスにはみんなでバカなことをやり、振袖を着て初詣に向かい、母親がやってくるというサプライズイベントを経て、バレンタインの季節となった。

 何とか義理チョコでもよいから河合律からチョコを貰いたい宇佐和成は、必死で彼女の印象操作を仕掛けるのだが、周囲の思惑が絡み合い、騒動が巻き起こっていく。

僕らはみんな河合荘 (4)

静かに深まる交流
評価:☆☆☆☆☆
 本を通じた河合律と宇佐の交流は、順調に進んでいた。河合荘の壁の落書きをみんなで消したり、住民対抗の秋の夜長のゲーム大会を開いてみたり、宇佐が来てから半年で、新たな河合荘の空気が作られてきた。
 そんなとき、高校の文化祭準備の忙しさで、河合律と宇佐の日課である本のおすすめと感想の時間が途絶えることになってしまう。そのことに気づかず寂しさを感じている河合律を見て、錦野麻弓は恋愛方面に話が流れないよう、必死で妨害工作を仕掛けるのだった。…大人げない。

 そんなすれ違いは、文化祭当日にやってきた、宇佐の変な友人の一人である林の登場で、更に増していく。すれ違いはこのまま続いてしまうのか?
 かつての河合荘の住民である馬淵陽子も登場する。

 今巻の前半で手に入れたアイテムが、後半の解決に役立つ構成となっている。

僕らはみんな河合荘 (3)

みんな同じ“楽しい”じゃない
評価:☆☆☆☆☆
 河合荘なのにラブコメ度が上昇中!ある晩、河合律が宇佐に乗っかってきた。一瞬にして緊張する宇佐だったが、そのあと、錦野麻弓が乱入してきて、やっぱりここが河合荘だということを思い出す。
 そんな錦野麻弓をからかうことに特化している渡辺彩花にも、ついに弱点が登場する。常田美春というその人物は、誰も知らない中学時代の渡辺彩花を知っている人物だった。

 宇佐の機転で河合律の高校生活にも変化の兆しが見えたり見えなかったり、失敗したりもするけれど、ちょっとは良くなったりもする。

僕らはみんな河合荘 (2)

いつでも周りは変人ばかり
評価:☆☆☆☆☆
 女子大生の渡辺彩花のいたずら心のせいで先輩の河合律と距離が離れてしまいそうになった宇佐だったが、彼女が読んでいる本に興味を持つことで、少しずつ会話が出来るようになっていく。心なしか、河合律の表情も明るい。
 そんなある日、河合荘に事件が発生する。それは、変態マゾの城崎に告白する女子小学生の千夏が現れたのだ。OLの錦野麻弓の心ない一言で傷ついた千夏の事情を調べる内、河合荘の面々との関係は一時的に近づいていく。

 そして、宇佐にも転機がやってくる。住子さんの紹介で始めたバイトが、中学時代のへんしょりというあだ名の由来になった黒歴史との邂逅を果たさせることになってしまうのだ。底なしに落ち込む宇佐だったが、悪いことばかりでもなかった。
 律可愛いの中に、変態たちの下ネタに笑わされる物語であり、その奇妙なバランスを許す河合荘という舞台が、魅力的に映る作品だと思う。

僕らはみんな河合荘 (1)

退屈とは無縁の生活
評価:☆☆☆☆☆
 親の転勤で一人暮らしをすることになった高校一年生の宇佐は、可愛い女の子とドキドキの体験をする未来を夢見ていた。しかし、最初に出会ったのは、小学校の金網に空いていた穴に体を突っ込んで身動きが出来なくなっている変態の城崎だった。
 管理人の住子からの説明で、一人暮らしだったはずが、アコーディオンカーテンで区切ったルームシェアであることが判明し、しかもそのルームメイトが先ほどの変態の城崎であることに落ち込む。だが、同じ下宿先に図書館で見かけた知的そうな美人の先輩の河合律が住んでいることを知り、喜ぶのだった。

 その先輩の河合律以外にも、OLの錦野麻弓と女子大生の渡辺彩花が住んでいるという河合荘に希望を抱く宇佐だったが、いずれも一筋縄ではいかない住人たちで、宇佐は彼らの毒にツッコミを入れつつ、無愛想な河合律とのコンタクトに懸命になる日々を送ることになる。

 今回主に大暴れするのは、巨乳眼鏡の残念美人な錦野麻弓だ。男運が悪く、いわゆるダメンズを渡り歩いている人物で、下ネタ前回で宇佐を翻弄する。そんな退屈とは無縁の生活で、宇佐は念願の充実した高校生活を送ることが出来るのか?

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