【2005年】
穏やかな街、ブリュッセル
- ヨーロッパ旅行 第十三日(2005年5月3日火曜日)
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YHをチェックアウトしてバスティーユ駅へ向かう。途中、清掃している人の邪魔にならないように避けたら、感謝された。それ程のことでもないのに。Nord駅に向かう地下鉄の中で、手の曲がった障害者に絡まれる。通り道の邪魔になると思ってよけたのが、気味悪がって避けたと思われたのだろうか。よほど嫌な思いをして生きてきたのだろう。僕はそういうのに結構慣れているので、気味悪くなんか思いませんよ。
午前8時55分の電車でブリュッセルに向かう。第一印象は、あまりパッとしない街。セントラル駅の周りに、ヨーロッパ独特の特徴が無い。
YHを求めて西東。いきなり方向を間違って、とんでもない方へ行く。30分ほど使い、元の場所に戻る。ようやくYHについたと思ったら、満員という非情な現実が待っていた。街を高校生の集団が歩いているのを見たときから、嫌な予感はしていたんだよなあ。慌てて他のYHにも電話をするが、どこも満員。万策尽きる。 仕方なく、普通のホテルに泊まることにする。今度からは予約して行ったほうが良いかも。道に迷いながらホテルに到着。1泊50ユーロというのは、これまでの3泊以上分だが、バス・トイレつき。バスタブもある。
…ダブルベッドでも、隣に寝る人は誰もいないんですけれど。ここでは、パスポートチェックはされなかった。ホテルの人も、英語は苦手そうだが親切。好感が持てる。まあ、今日は王様気分で過ごそう。 鉄道駅で予約を試みるが、アムステルダムまでの電車には予約が無いらしい。代わりに、アムステルダムのYHの予約をしておいた。電話が使えてよかった。 お昼を食べるのをかねて、聖カトリーヌ教会の周辺に向かう。
ここは、魚料理の店が多くあることで有名らしい。 有名なところに入ろうと思ったが、あまりにも高いので、ホテル代がかかるということもあり、安いところに入る。僕以外にお客さんがいない。ナプキンもボロボロ。料理自体はそれなり。魚のテリーヌとアマダイみたいな魚。カードが使えると思って入ったのに、安いのでは使えないといわれる。コミッションがかかるから。現金払い。おつりの1ユーロ、50セント2枚で渡された。あとから考えてみると、半分はチップでよこせという、催促だったんだろうなあ。でも、カードの不満があるので渡さず。ひどい。 街をフラフラと歩く。道が複雑に入り組んでいて、自分の位置が分かりにくい。でも、名物は見てきましたよ。
小便小僧。周りに観光客が集まっていたので、すぐに分かったけれども、実物はかなり小さい。人がいなければ気づかなかったかもしれない。 ウィンドーショッピングをしながら、広場へ向かう。JCBカードは以外に使えるところが多いが、大抵使えるところは、日本人観光客目当ての高級店なんですよね。そして、グラン・プラスに到着。
広場を囲むように歴史的な建築物がある様は、壮観。「世界で最も美しい広場」と称されるのも分かる。 近くにあるスーパーでお買い物。ベルギーといえば、ビールでしょう。先ほどの通りにもビール屋さんが並んでいたが、多分、観光客価格なので、スーパーで買ったほうがお得だと思う。大体、0.70ユーロくらい。熟成させたものだと1ユーロちょっと。ビールを3年も熟成させたものの味って、ちょっと興味ありません?ほとんどビンしか売っていない。 あさってに使用する鉄道駅を偵察に行こうとするが、道に迷う。イスラム人街みたいなところに入り込んでしまった。観光ポイントとはまったく違う雰囲気で、ちょっと不気味。実害は無いので良かったが、用も無いのに行くところではないかも知れない。節度が大切。 宿に帰って、晩餐です。
ドミトリーでは、こんなこと出来ようはずも無いので、ちょっとした王様気分ですよ。ビールを飲みながら本を読んだり、ベッドに横になったり。お惣菜の量がかなりあったので、すごくお腹いっぱいになる。しあわせ。たまにはこういうのも良いかも。 栓抜きを買うのを忘れたので、ビン同士を使って栓を抜く。確か、日本テレビ系「伊藤家の食卓」で見た方法だったと思う。でも、3年寝かせたという、Lambicは、コルクで栓がなされていたので、この方法は使えず。明日までお預けです。