リヒテンシュタイン候国旅行記

項目 内容
正式名称 (首都) リヒテンシュタイン候国 (ファドゥーツ)
通貨単位 スイス・フラン (CHF) (1 CHF=84.72円、2009/03/31現在)
人口 (国土面積) 33,436人(2004年) (160ku)
GDP (ドル換算) 約34億ドル(2004年)

 リヒテンシュタインの旅行記を年別に分類して掲載しています。

【2005年】


緑ある街、ファドゥーツ

ヨーロッパ旅行 第十七日(2005年5月7日土曜日)
 結局、パスポートコントロールを受けることなしに、スイスに入ってしまった。他の乗客はチケットを預けていたようなので、不安でいっぱい。ちゃんと出国できるだろうな。
 6人クシェットだとさすがに狭い。昔の奴隷船を思い起こさせるような狭さ。起きても、座ることさえできない。でも、眠ることはできたので、それ程疲れは無い。僕はこの電車の終点まで行くが、3人は途中で降りていった。最後まで残った、一番上の段にいたカップルに、クッキーをもらう。チューリッヒまでに消費してしまいたいらしい。ありがたく頂く。
 チューリッヒで乗換えをする。念のため、ATMでスイスフランを引き出しておく。Churまでは1時間くらい。
 クールの宿は予約してあるのだけれど、その場所がなかなか見つからない。看板はあるが、実際にはどこにあるのか。迷っていたら、親切な人が道を教えてくれた。ありがとう。チェックインはできたが、なかなか話が通じなかった。どうも、僕の名前のスペルを間違って記録していたらしい。シャワーは共同だけれど、なかなか立派な部屋です。

クールの宿

ごらんのように、絵まで飾ってあります。
 スーパーによってから、買った物を宿において、Vaduzを目指す。スーパーでは、500円くらいなのにクレジットカードが使えました。真っ赤で安いと思い買ったイチゴが、それ程甘くなかったことが残念なこと。

 リヒテンシュタイン候国までは、電車で30分、バス30分くらい。まずは電車です。来た路線を戻ります。

スイス

こういう景色を見ると、スイスに来たんだなぁ、と実感します。

電車

 駅に到着。ここからはバスです。バスの運転手からチケットを買って、出発。ファドゥーツに到着です。着いたのは良いのですが、まったく国が変わったという気はしません。単に田舎の方に来たな、という感じです。とりあえず、中心地の方へ。
 今日は土曜日なので、閉まっているところが多いです。開いていた、切手博物館を見学して、お土産屋さんで切手を購入。どうも、明日あたり、マラソン大会か何かがあるらしく、道路がロープで封鎖されています。歩きづらいったらありゃしません。山の方を見ると、ファドゥーツ城が。

ファドゥーツ城

中に入れないのは分かっているけれど、とにかく近くまで行ってみないことには、来た甲斐がありません。山道を登っていきます。
 途中、お城の使用人と思しき人が作業している脇を、恐る恐る通ります。普通に挨拶してくれたので、近くまで行くことは特に問題が無いようです。山道には、高山植物っぽい花が咲いています。

高山植物

 ようやく到着。さすがに、上からの眺めは良いですね。

ファドゥーツ

でも、下界の建物は、近代的なものばかりだと思いませんか。そこで、お城の近景を1枚。

ファドゥーツ城

砦、という感じですよね。
 天気も良くないので、ハガキを投函して、サクサク帰る。ここは、トイレが無料で使えたことが嬉しい。アルプスの雪解け水が豊富だからだろうか。

 宿の下のレストランで食事をする。メニューを見ても良く分からないので適当に注文したら、長粒米のご飯の上に、豚バラをクリームとスパイスで煮込んだものをかけて、果物のスライスを添えた料理が出てきた。まさか、ご飯が出てくるとは。豚も柔らかく、臭みも無く、ちょっと甘めの味付けで、美味しい。こんな風に調理することもできるとは。意外な発見。
 前のレストランでも思ったけれど、こういう店での現金の管理は、財布を使って行われていることが多いようだ。大きな財布を持ってきて、そこからおつりを出す。日本ではあまり見られないスタイルだなぁ。
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