スイス旅行記

項目 内容
正式名称 (首都) スイス連邦/スイス誓約者同盟 (ベルン)
通貨単位 スイス・フラン (CHF) (1 CHF=84.72円、2009/03/31現在)
人口 (国土面積) 約750万人(2004年) (41,290ku)
GDP (ドル換算) 約4,200億ドル(2007年)

 スイスの旅行記を年別に分類して掲載しています。

【2005年】


地球の爪痕、クール/サン・モリッツ

ヨーロッパ旅行 第十八日(2005年5月8日日曜日)
 今日の朝食は豪華です。ハム、チーズ、ゆで卵はもちろんのこと、フルーツやヨーグルトも豊富にある。幸せだなぁ。「地球の歩き方」の読者割引は、事前に申し出なければならなかったらしい。失敗。JCBカードを使ったら、こんなカードははじめて見たと言われる。そりゃ、そうだろうな。でも、僕は日本人として、日本の国際クレジットカードの普及に努めるのです。

 本日は、大移動日。日中のほとんどを電車での移動に当てる。クールを出発、St. Moritzまで、氷河急行のルートを渡る。まだ、観光シーズンには少し早いので、それ程、乗客はいない。それでも乗っている人達は、必ず座席の同じ側に座っている。こちらの方が眺めが良いことを知っているのだ。

氷河急行

ちょっと、ゴーストが入り込んでしまっていますけれど、気にしないで下さい。

氷河急行

窓越しに写真を撮ったことなんて、ほとんど無いので、難しいんですよ。

氷河急行

トンネルに吸い込まれていく氷河急行(偽)。よくある構図ですかね。やはり、窓ガラスが邪魔だな。
 トイレに入ったら、びっくり仰天!

便器

分かりますかね、便器から外の光が入り込んでいるのが。そう、垂れ流しなんですよ。うわー。  見苦しいものをお見せしました。これで気分をリフレッシュしてください。

氷河急行

そんなことをしているうちに、サン・モリッツに到着。

 ここは、晴天日が340日ほどもある、高級避暑地らしいです。

サン・モリッツ

空気が少し冷たく、さわやかで、体の中が綺麗になるような感覚がします。息を吐いている時間がもったいない。そう思えるほど。

 1時間ほどの滞在で出発。ベルニナ急行で、Tiranoに向かう。

ベルニナ急行

ベルニナ急行は、箱根登山鉄道と、姉妹関係を結んでいるそうです。どっちが姉なんだろう。そもそも、どうして女なんだろう。
 ベルニナ急行の路線の印象は水。

ベルニナ急行

氷河急行では、アルプに目を奪われていたけれど、ここでは水に魂を奪われる。感嘆のため息しか出ない。

ベルニナ急行

そんなこと言う割には、山の写真が多いと思ったでしょう?甘いなぁ。ここは、大昔には水が流れていたんですよ?心の目で見なくちゃ。

ベルニナ急行

すいません、ちょっと調子に乗ってしまいました。実際、時期が少し早いので、まだ溶け切っていない部分も多いみたいですね。でも、こんな山の中でも生活している人がいるんですよね。

ベルニナ急行

 そして、だんだんと下っていけば、綺麗な水が姿を現します。

ベルニナ急行

夏に来れば、もっと綺麗なんだろうなぁ。

ベルニナ急行

でも、混むんだろうなぁ。あと、これはおまけです。

ペットボトル

頂上の方で飲んで下ってきたら、こんなになっていました。偶然の産物。

 ティラノに到着。これといって見所のない街。パスポートコントロールは、無事に通過できました。ここで、次の電車を予約。英語が通じなくったって、何とかなるもんだなぁ。ところが、ここからMiranoまでの道のりが、平穏無事とはいかなかったのである。
 ティラノから電車に乗り込む。電車は少し混んでいるが、ミラノは終点なので、乗っていさえいれば勝手に着くはずである。少しまどろむ。途中、鉄道関係者らしき人が来て、途中駅に停車しないかどうかを聞いてくる。降りる乗客がいるかどうかによって、停まるかどうかを決めるのだろうか。そういえば、ティラノの時刻表も、駅の表示が2種類に分かれていたな。イタリア語が読めないから、どういう意味かは、はっきり分からなかったけれど。
 途中駅で、僕以外の乗客が全員降りる。そのまま座っていたら、親切なお姉さんが教えてくれた。この路線は、ここでストップで、乗換えをしなければいけないらしい。バスに。なんやてー。彼女が教えてくれなかったら、分からないままでしたよ。
 電車に乗っていた乗客が、全員バスに分乗する。かなりの人数。一瞬、乗れないかと思うが、新しいバスが来たので乗り込めた。良かった。そのまま、途中駅まで一直線。ブーン。



 再び電車に乗り込み、ミラノ駅へ。無事ついてよかったよ。地下鉄に乗り、YHの最寄り駅まで。午後8時近くになっているし、予約ができなかったので、空き部屋があるかどうか心配だ。僕にとって有利なのは、今日が日曜日であるということ。日曜日は、宿泊客が少ないことが多いので、多分大丈夫だと思う。
 最寄り駅に着くが、どちらの方向に行ってよいか分からない。ランドマークがあまりない。迷っていたら、親切な子連れのおじさんが、道を教えてくれた。ありがとう。
 YHは問題なく泊まることができた。レセプションのお姉さんが、「36ユーロいただきまーす」と日本語で言ってきたときは、心底驚いた。早く眠りたかったのだけれど、洗濯がなかなか終わらず、苦労する。それに、もらった洗剤のにおいがくさい。表現しがたい臭さ。乾燥すれば抜けるかと思ったら、もっとくさくなった。使わないのはもったいないと思い使ってしまったが、今度からは自分で持ってきたものを使おう。
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