オーストリア旅行記

【2005年】


お菓子の街、ウィーン

ヨーロッパ旅行 第三十五日(2005年5月25日水曜日)
 メトロの東駅でチケットコントロールを受ける。明らかに出発する観光客狙いだ。一度止められて、チケットを見せ、通り過ぎたにもかかわらず、後ろから別の奴に怒鳴られ、再び止められる。僕のチケットを一度確認した人が説明して事なきを得たが、怒鳴った奴は謝りもせずに去っていった。せっかく街は気に入ったのに、ブダペストを去る間際に嫌な気分にさせられた。
 15分ほど遅れて、午後12時半過ぎにWien西駅に到着。宿のあるHuteldorfはここから少し遠い。U-bahnで30分、S-bahnで1駅。プラハ行きのチケットを購入してから宿に向かう。YHまでは、駅から看板をたどっていけば自然につける。郊外の静かなところ。近くにSPARがあるのも良い点。食糧確保に困らない。6階建ての大きな建物で、庭もついていて、良い環境。撞球室や卓球台まである。とりあえず、荷物置き場に荷物を置かせてもらい、市内へ戻る。

 ブダペストの件で病み付きになったので、コンサートチケットを求めて西東。様々なところを回るのも面倒なので、まずは、JCBプラザに行ってみることにする。ウィーンのそれは、オペラ座に面した環状道路沿いにある。インターフォンでドアを開けてもらい、中へ。職員の人が3,4人。お客さんは僕以外はいない。ローマでもこんな感じだったなぁ。カードを提示して、早速ご相談。職員のお姉さんも慣れたもので、先手を打つように様々な資料を出してくる。
「ウィーンに3泊するんですけれど、その間にオペラやコンサートはありませんか?」
「こちらが予定表なんですけれど、ちょうどその間はコンサートがお休みのようですね。ぽっかりと空いています。オペラの方は、こちらの3演目になりますね。」
「どこか他のところででもよいのですが、コンサートはないんですか。どちらかというとオペラよりもコンサートの方が面白くて良いのですけれど。」
「ないものはないんです!」
観光客のわがままに付き合うのは飽き飽きしているのだろう。きっぱりと断言してくる。
「出立の日にはウィーンフィルのコンサートがありますけれど。チケットは完売ですが、この近くのチケット屋で、ちょうど今朝、1枚だけ売っているのを見ましたよ。立ち見ですけれど。安いものですし、一応購入して、行けなければそのままにすれば良いのでは?」
「はぁ。」
確かにお金としては安いものかもしれないが、聴きに行きたい人がたくさんいる中で、そのような行為をしても良いのかは疑問だ。色々なものに対して失礼な気がする。金にあかせる、というやり方は嫌いだし。
「まぁ、やっぱり、オペラですかね。どんな演目があるんですか。」
「演目というよりも、日にちで決めることになると思いますけれど。都合のよろしい日はいつですか?」
「いつでもいいんですけれど。」
「では、あとは好みの問題ですね。ところでどちらにお泊りですか?」
「ヒュッテルドルフですけど。」
「少し遠いですね。オペラ鑑賞は、歩いていける距離の方が良いのですけれど。まぁ、オペラ座なら地下鉄で1本ですから、大丈夫ですかね。」
そうか、やはり歩いていける距離の方が好ましいのか。偶然ながら、ブダベストでは絶好の位置だったのかもしれないな。
「とりあえず、チケットが取れるか調べてみますか?こちらで直接買えますし。ただ、手数料が16%かかってしまうんですけれど。ご予算はいくらぐらいですか?」
「90ユーロくらいまでのやつでお願いします。」
こういうところのチケットは、早めに抑えてしまわないとなくなってしまうかもしれないし、いちいち買いに行くのも面倒だから、手数料くらい払ってやろう。あまり安い席でも見づらいかも知れないし、あまり高い席はオペラに対して失礼だから、このくらいが妥当だろう。
「ちょうど1枚、ぽっかりと空いていますね。どうしますか?」
こういうものを決めるときに、料金はあまり関係がない。要は、自分がそれを見たいのかどうかだ。見たいと少しでも思うならば、思い切って購入すべきだ。こんなところまで来て迷うのは、あまりにも馬鹿馬鹿しい。
「じゃぁ、予約してください。」
オペレーターの人がチケットの発券を行う。
「はい、こちらですね。無事取れました。」
チケットの提示を受けながら、座席の説明をしてもらう。
「今回は、すばやい決断をいただけて助かりました。いざとなると迷ってしまわれる方もおられて、その間に完売してしまうことも良くあるんですよ。」
お姉さま、お褒めいただき光栄です。

 ウィーンでは、これ以上の音楽鑑賞は無理のようなので、予約行動は終了。観光に移る。JCBのお姉さんに、明日はオーストリアの祝日でお店は休みだろう、という話を聞いたので、行きたいお店を中心に回ることにする。まずは、オペラ座近くにある、ザッハー。でもその前に、一応、先ほど聞いたチケット屋に向かってみる。なんか、日本語の案内が多いなぁ。観光客、多いのかなぁ。
 チケット屋に到着。正面入口のガラスに、チケットが貼り付けてあります。ウィーン・フィル、ウィーン交響楽団、各オペラ劇場、様々な場所の目玉のチケットです。探してみたけれど、ウィーンフィルのチケットは売れてしまったようで、ありません。別に良いけどね。でも、こうやって宝物のようにチケットを探すのは面白いかも。入手困難なチケットも、ここに住んでいれば手に入れるチャンスは常にあるということですね。

 ザッハーのあたりはちょうど改修工事を行っているようで、鉄筋が景観を損ねている。それでも観光客は途切れることはなく、席は満席に近い。入口から案内されて、内部の席につく。貴族のサロンみたいだ。

ザッハー

当然のごとく、ザッハー・トルテとアップフェルトシュトゥリーデル、マリア・テレジア・コーヒー(オレンジリキュール入り)を注文。メニューが新聞のような形式になっているのが面白い。ザッハー・トルテは、表面のチョコレートは再結晶化されていてザリザリしており、とても甘いのだが、メレンゲと一緒に食べると、さっぱりと食べられる。間に挟まれているアプリコットジャムのアクセントも良い。

 新王宮前を通り抜ける。

新王宮

次に向かうのは、ザッハー・トルテの本家争いで有名な、デーメルである。アンナ・デーメルがザッハーに嫁入りしたときに、味を盗んだとか盗まないとか。途中、ブランド店が多い通りを通る。そこにはシュテファン寺院がある。

シュテファン寺院

周りは、大道芸人や観光客がいっぱい。

シュテファン寺院

 デーメルも観光客がいっぱい。ここは注文方法が変わっていて、まずはケーキのショーケースで食べたいケーキを注文し、それを紙に書いてもらい、それを持って席につく。ウエイトレスが来たら、それを渡し、同時に飲み物を注文するのだ。テイク・アウェーが基本なのかもしれない。表側の席はいっぱいだったので、奥の空いている席につく。ここからは、ケーキ作りの現場がガラス越しに見える。日本の蕎麦屋などの、そばを打っているところが見られるようなつくりと同じ。長野県庁の知事室かも?

デーメル

注文は、ザッハー・トルテとアップフェルトシュトゥリーデル、アンナ・デーメル・コーヒー(オレンジリキュール入り)。真っ向勝負だ!こちらのチョコレートは、層が厚く、メレンゲも仕様ではついていないので、かなり甘い。また、スポンジも少し荒いので、ケーキとしてはザッハーの方が上のように感じた。ただ、チョコレート単品では、ザッハーよりも少し甘さが抑え目かもしれない。アップフェルトシュトゥリーデルは、甘さが抑え目で、さっくりと仕上がっている。支払いをカードで使用としたら、面倒だからという理由で、現金払いにしてくれと拝み倒された。

 ウィーンの街は、ブダペストに似ているけれど、あれほどパリっぽくはなく、ドイツ臭い。ここは、人工的なきらびやかさを感じるところで、建物に重厚さをあまり感じない。悪く言うと、成金っぽい。
 YHに帰って、スパーで買ったビールやハム、サラダで晩餐。ハムは量り売りしているのを買ってきた。英語が通じなくとも、何とかなるもんだ。同時に洗濯も行う。ここにはランドリーが一つしかなく、空いているタイミングを自分で見計らわなければならない。レセプションもいい加減な人がいて、使用状況を把握してもいないのに、使用中だといったりする。そういえば、エレベーターがカード式なのを説明もしてくれなかったなぁ。(エレベーターは自室のカードキーを入れないと使えない)

芸術の都、ウィーン

ヨーロッパ旅行 第三十六日(2005年5月26日木曜日)
 今回の朝食は、ブルーベリーヨーグルトやレバーのパテなどがついている。昨日は、オペラ座近くの地下鉄駅で寿司バーも見かけたし、ウィーンはダイエットブームが起きているのかもしれない。

 本日は祝日なので、閉まっている施設も多いことだろう。どこを見て回るかが問題だ。教会などは開いていると思うので、自然、そちらを見て回ることになるだろうが。とりあえずは、オペラ座近くに行って、そこから市街を一周しよう。チケットは、72時間有効なものを持っているので、フリーパス。改札を通すと数字などがチケットに印字されるのだが、どう見てもその日の日付には見えない。しかし、職員がチェックすることを考えると、日付でないと、いつから使っているのかを判別することができないと思う。不安に思って、一度しか改札しなくて良いのに、もう一回改札してしまった。それでも印字されたものは変だったので、たぶん日付ではない何かなのだろう。もしこれをチェックされたら、なんて言い訳しようか。
 昨日教わったチケット屋さんにフラフラと向かう。何となくワクワクする。だって、考えても見てくださいよ。目当てのものがあるかどうか分からなくて、それを調べに行って見つかったら、とても嬉しいですよね。宝探しの気分ですよね?途中、日本人の団体さんとすれ違う。

 やはり、本場の地は見ておきたいので、楽友協会に向かう。ここは、日本でも放送される、ニューイヤーコンサートが行われるところ。

楽友協会

7月に日本人のピアノコンサートをやるみたいです。

ウィーンの街並

 ウィーンの街を歩く。綺麗に整備された街。道路も美しい。

コンツェルトハウス

 ここはコンツェルトハウス。ウィーン交響楽団の本拠地。

ベートーヴェン像

近くには、ベートーヴェン像もあります。

 そのまま公園まで行くと、ヨハン・シュトラウスの像があります。

ヨハン・シュトラウスの像

なぜか金色。多くの人が、この像と一緒に写真を撮っていました。でも、何でヨハンなのかな?リチャードの方が有名な気がするけど…。そばには桜の木が。

桜の木

日本から寄贈されたものらしいです。この公園には他にも音楽家の像があります。

ブルックナー

ブルックナー。少し寂しげに、あらぬ方向を見ている。誰にも写真とってもらえないみたいだからなぁ。よっていくのは鳩ぐらい。

シューベルト

シューベルト。かっきー。

 公園を通過して、川の方へ向かう。川沿いに西に向かう予定。

ウラニア天文台

途中、ウラニア天文台を見つける。なんか、聞いたことがあるような名前だなぁ。この交差点で、チェロケースを持った女の子を見かけた。
 川沿いに歩く。今日は本当にお休みの店が多い。日差しがある中を歩く。曲がる場所を早まって中心部方向に入ったら、奇妙な教会を見つけた。

教会

バスでヨーロッパ人が乗り付けていたので、有名なところだと思うが、よく分からない。非常に入りづらかったが、台湾人ぽい女の人が入って行ったので、あとについて中へ。

教会

暗い通路を歩いていくと小さな広間にでた。結構綺麗。でも、ほとんど人がいなくて、写真が撮りづらかった。

 道を戻って歩くと、大聖堂にたどり着く。

大聖堂

車の量が多く、向こう側に渡るのが難しい。こちら側に、有名なカフェがあったので、入ろうかどうか迷う。ダイエットメニューなんてものもある。結局はやめて、中へ。

大聖堂

明るいところから突然暗いところへ入ったので、目がなかなか慣れない。

大聖堂

静かで涼しく、快適なところだった。

 南下して市街へ。

市街

なぜか、途中に体重計が…。

体重計

…誰が使うんだろう。

日本大使館

このあたりに日本大使館があるはずなんだけどな…。

 ハンガリー大使館の近くに、教会を発見。

教会

様式的には結構古そうだけど。

教会

 シュテファン寺院近くのこの教会には、ハプスブルク家の皇帝の遺体が安置されているそうな。

 オペラ座近くでご飯を食べることにする。ウィーン料理っていうのを食べてみたいな。

ウィーン料理

肉つみれのスープ。

ウィーン料理

ニョッキみたいなものと卵の炒め物のサラダ。量が多いし、小麦だから腹にたまる。何でそんなに頼むの?見たいな目で見られたのも良く分かる。

ウィーン料理

牛肉のカツレツ。上に揚げたカリカリが乗っている。美味しいけど、お腹いっぱい。会計をしているときに、フィンランドに居る先輩から電話がかかってきた。エストニアのタリンで落ち合うことに。ウェイターに嫌な顔をされてしまった。

 空いているスーパーがほとんどない。昨日買っておくべきだった。下見ついでに、南駅のほうにも行ってみる。地下鉄で行くと直接はいけないので、近くの駅から歩く。入口が良く分からない。ユーロバスの駅を横切り、小さな入口から入って、ホームを縦断して、正面入口にたどり着く。こちらは立派だ。しかし、下見をして置いてよかった。明後日いきなり来たら、かなり焦ることになっていただろう。スーパーもあったので、ワインやハム、水を購入して帰る。多少高いが仕方が無い。
 疲れたけれど、帰りにシェーンブルン宮殿によって行くことにする。ウィーン会議が行われたり、マリーアントワネットが幼少期に住んでいたところ。

シェーンブルン宮殿

あまりに混んでいるので、中に入るのは諦めることにする。庭はタダで見られるので、そちらの方へ。

シェーンブルン宮殿

ベルサイユ宮殿よりは小さいけれど、綺麗。

シェーンブルン宮殿

暑いのも、疲れているのも、荷物が重いのも我慢して、向こうの丘のほうへ行ってみる。ワインや水を担いで歩く観光客も珍しかろう。

シェーンブルン宮殿

丘の上のテラスからのぞいた景色。覗いたという表現、おかしいと思いません?イエ、正しいんです。手すりの上に座って、いちゃついているカップルの間から写真を撮ったのですから。さすがに彼らも、小さい子が近づいたときにはキスするのをやめましたけれど。

 宿に帰ったら、庭で寝ている人がいました。

宿

気持ち良さそう。自分の宿泊している階でシャワーを浴びようとしたら、シャワー室から女の子達の声が。前を通り過ぎて中を確認すると、半裸でフラフラしている。しばらく待っても帰る様子がないので、別の階でシャワーを浴びることにする。共同なんだからさ、もう少し考えてよ。はぁ…。
 さっき買ってきたワインを庭で飲んでいたら、帽子をかぶった少年に卓球に誘われる。同室の子だ。お相手を務める。卓球なんてやるのは何年ぶりだろう。良い汗をかかせてもらいました。

ちょっとした出会い、ウィーン

ヨーロッパ旅行 第三十七日(2005年5月27日金曜日)
 宿を出て、地下鉄に乗る。途中、大きなスケッチブックのようなものを持った、現地の若い女の人が乗ってくる。何で、ノーブラ?彼女がまったくの無表情なのが、さらに不思議な感覚を増させる。

 初めに美術史博物館に行こうと思うが、午前10時開館なので、近くの公園で時間を潰す。

モーツアルト像

ここにありましたよ、モーツアルト像。

庭園

よく整備された庭園です。向こうに見えるのは市庁舎。教会みたいです。

エリザベーテ像

奥にはエリザベーテ像があります。すらりとした美人さんです。
 王宮の方へ行ってみたりするが、こちらもまだ開かない。日差しが強いので、日陰を選びながら歩く。日陰ならば、風が気持ちよくて良い。

門

門を通過して、美術史博物館の方へ向かう。美術史博物館と自然史博物館は向かい合ってあり、間にはエカテリーナ2世の像がある。

 入口の前には、すでに観光客の列がある。オーパリンク(オペラ座前の環状道路)には、ハンガリーやチェコを周遊する観光バスの列が。行列に並んで中へ。学生料金で入りたかったのだが、年齢制限に引っかかってしまった。しっかり見ているなぁ。

美術史博物館

残念ながら、改装工事中で、半分程度が閉鎖されている。それでも、ブリューゲルなどの作品が多く展示されている。

バベルの塔

バベルの塔。この部屋には、有名な、居酒屋の風景、などもある。

ラファエロのマドンナ

ラファエロのマドンナ。洗礼者ヨハネとイエスを見つめるマリアの慈愛にあふれる作品。なんてね。
 市役所の地階にはレストランが入っているので、そこで昼食をとることにする。有名なはずなのに、客が他には1人しか居ない。どうも日本人ぽい。注文を終えたら、向こうから声をかけられた。お言葉に従って席を移る。
 年配のおじ様で、音楽や絵画の鑑賞を趣味としておられるらしい。何ヶ月も前から予定を立てて、世界各地を回っておられるようだ。最近指揮者で注目しているのは、ワレリー・ゲルギエフやサイモン・ラトルらしい。彼らの演奏も観に行ったりしているとのこと。オフシーズンには音楽祭に行くらしい。ある人の絵画を求めて世界中に出かけたりしてもいるらしい。以前は仕事ばかりの人生だったらしいが、あるときこちらの方面に目覚めたらしい。僕がそんな境地に到達するには、どれくらいの時間がかかるだろう…。

 途中、ビールやハムなどを買って宿に帰る。庭では、高校生っぽい人達が庭で焼いていました。オペラに出かけようと思ったら、昨日の卓球少年に声をかけられる。残念ながら断らざるを得なかったが、悪いことをした。誰か他に相手を見つけてね?部屋の前で壁打ちされていると、哀れで見ていられないよ…。

 国立オペラ座でドニゼッティ「愛の妙薬」を鑑賞する。

国立オペラ座

かっこいいスーツを着たお姉さんに案内されて席へつく。今回は、舞台に近い2階席。少し近すぎるのが難点だけれど、よく見える。

国立オペラ座

地階の後ろには立見席がある。ポールにつかまって観るらしい。

国立オペラ座

向かい側に、制服を着た日本人女子高生が…。修学旅行か何かだろうか。

オーケストラピット

オーケストラピットを間近から。国立歌劇場のオーケストラメンバーの中から、ウィーンフィルのメンバーになるんだよね、確か。日本人のビオラ奏者もいるはずなんだけど、今日は出るのかな?  オペラ自体はすばらしかった。席が近いので、歌手の息継ぎまで聞こえる。すばらしい。笑いどころも豊富で、とにかく劇として楽しめる。あらすじを知っていることも大きいかもしれないが、いま思うと、ブダペストのオペラは、抽象的過ぎてよく分からなかったから、イマイチだったんだろうな。ネモリーネの独唱はとてもよかった。そこから、他の人も一段とよくなったと思う。

カーテンコール

カーテンコールでマエストロが、愛の妙薬を20ユーロで買っていたのには笑わされた。
 部屋の電気を消すと、本当に真っ暗になるんだもんね。
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