大阪

【2003年】


日本 大阪
第八回 大阪城公園(2003年12月25日木曜日)
 京都駅から大阪駅までは電車で1時間くらい。今まで一度も大阪には行ったことがなかったので、試しに行ってみることにしました。…観光する準備を何もしていないので、どこに行ったら良いかは分かりませんが…。

 とりあえず、大阪城に行ってみることにしましょう。駅のホームにある路線図を見て、適当に当たりをつけます。大阪環状線に「大阪城公園」という駅を発見。ここに行けばよい気がします。あらためてホームを見回すと、変わった表示が出ています。女性専用車両。そういえば、大阪では、すでに女性専用車両が走っていると聞いた覚えがあるような…。(現在では関東の私鉄各線でも走っていますが。)そのあたりの車両を避けて、出発っ!

 大阪城は、大阪城公園?の中にあります。皇居のようでいて、それよりも広いような…。皇居の周りは車だらけなので、ボクはこちらの雰囲気の方が好きです。



ひろーい。でかーい。歩けども歩けどもたどりつかず?歩き回っているせいで、結構、足に来ている。普段、運動なんてしない生活を送っているからな。



ふんすい、ふんすい。きれいですねぇ。時々、間欠泉のように高く上がります。しかし、真ん中のポールは一体何なんだろうか?

 なかなかお城が見えてこないと思いながら公園を歩くこと数分。ようやく見えてきました。



遠くに霞む、大阪城。あそこを目指して、出発だー。痛む足も気にしないー。歌でも歌っていないと、段々つらくなってきたな…。



この橋を渡れば大阪城。か?



夕暮れの大阪の街も綺麗だ。大阪城は建て直されたというイメージがあるから、もっと新しいかと思っていたけれど、欄干は時代を刻んでいますな。

 ようやく到着しました大阪城。



お城なんて見たのは、ずいぶん久しぶりだ。白い肌と、そこに施されたかすかな装飾は、けっこう好みだな。きらりと光る金色のアクセントがアクセサリーのようだ。



お隣にもちょっと風格のある建物が…。博物館だったけ、これ。



でっかい石。運ぶの大変だったろうなぁ。(ストーンヘンジの石は、氷河が運んだという説があるらしいですね。各地で見つかるオーパーツの球形の石も氷河が削ったとか。世界不思議発見でやっていました。)




日本 大阪
第九回 豊臣神社(2003年12月25日木曜日)
 大阪城の石垣?に登って矢狭間から向こうの景色をのぞいて見る。



とても26歳の大人の行動とは思えない。高いところにある隙間から向こうを覗く、という行為は、思いがけないほど心を浮き立たせると同時に、手が届かない寂しさのようなものも感じさせます。牢獄からシャバをのぞく感覚かな?いま置かれている環境も、手が届かないという意味では同じかもしれない。自由度は高いけれど。
 そんなことを思いながら壁の向こう側をのぞいていると、神社を発見。



何の神社だろう?近づいてみることにする。…疲れたけど。
 接近してみたら、疑問が氷解すると同時に納得しました。



豊臣神社。太閤秀吉を祭った社のようです。大阪では人気者だなぁ。一体どんなご利益があるんだろう?

 帰り道に、大阪府警本部を見つけました。



別に悪いことはしていませんよ。この頃は、治安問題に興味を持っていたので、気になってしまったのです。




日本 大阪
第十回 道頓堀(2003年12月25日木曜日)
 大阪、ミナミ。明るいネオンに照らし出された、常に活気のある街。道頓堀。



フラフラしていたら、いつの間にか夜になっていた。そろそろ帰らないとまずいので、たこ焼きを買って帰ることにする。



宿に帰ってから食べるのが楽しみだ。
 クリスマスの夜だからか、華やかな衣装を着た人達が多く歩いている。特に、南北に走る御堂筋は人が多い。道いっぱいの人だかりで、歩くのもやっと。それなのに何故か、次の駅まで歩いてしまった。
 クタクタになって電車に乗る。ところが周りの様子がおかしい。何故か女の人がほとんどで、男は僕以外にひとりしかいない。眠りかけていた頭が、少しずつ活性化していく。フラッシュバック。粋に見た、女性専用車両の文字が頭に浮かぶ。そう、女性専用車両に乗ってしまったのだ。道理で周りの視線が厳しいはず。慌てて隣の車両に移る。とんでもない体験をしてしまった。つかまらなくて良かった。
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