ひな鳥 そのだ(青物横丁、素揚げ)基本情報

項目 内容
名称 ひな鳥 そのだ
ジャンル 素揚げ
主なメニュー 素揚げ、煮込み
住所 東京都品川区南品川5-14-11
電話番号 03-3471-2322
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飲食店の一覧

ひな鳥 そのだ(青物横丁、素揚げ)訪問記録

裏メニューにも遭遇

2012/09/12 Wed
評価:☆☆☆☆☆
 青物横丁駅から大井町駅に向かう通りがカーブし始めるあたりの路地を入ったところにこちらのお店はある。目立ったのれんもなく、ただ足元についている明かりを頼りにじっと看板を見れば、こちらが鳥の素揚げをメインにしているお店だと分かるだろう。
 不定休とのことなので、念のため席の確認をしてから来店したのだが、運よく、他のお客さんは誰もいなかった。何はともあれ、素揚げのももと手羽のセット(1,400円)とプレミアムモルツ(500円)を注文する。素揚げには時間がかかるとの事だったので、つる(くび軟骨)の素揚げ(220円)と鳥もつ煮込み(480円)を注文した。

 お通しのささみときゅうりのマリネ風をいただいているうちに、まずはつるの素揚げがやってきた。
つるの素揚げ


 こちらは、首を輪切りにしたものを開いて長方形にした感じのものを揚げてある。全体は黒がかっていて、食べてみるとコリコリと噛みごたえがありながら、繊維のように崩れる感じだ。塩味が足りない場合は、カウンターに岩塩があるのでそちらをかけることもできる。

岩塩


 そして鳥もつ煮込みは、まるでバターを少し加えたようなコクのある煮込みで、皮、内卵などの各種もつを柔らかく煮込み、ネギのみじん切りを散らしてある。

鳥もつ煮込み



 ようやくメインの素揚げがやって来た。最初はももで、大腿部のあたりで二つに切り分けられている。皮はパリパリで、中はしっとりとしたお肉があり、そのコントラストが美味しい。じっくりと揚げてあるので、細かい骨ならば食べられる。軟骨は肉の旨味を凝縮した味わいがある。

ももの素揚げ


 他所の焼鳥屋さんの話題から、実は白レバーも仕入れていたことが分かり、メニューにはないもののお刺身にしてもらった。岩塩だけでも生臭さは感じないが、塩油のたれにつけて食べたほうが食べやすい。この白レバー人間だったら病気だけど、トロリと溶ける甘さがあって美味しいな。白レバーというだけあって、全体的に白がかったピンク色の感じだ。

 そしてお次は手羽の素揚げだ。セットで注文すると、玉ねぎスライスがついてくる。肝心の手羽は、手羽先と手羽元にむね肉が骨ごとついている感じで、分厚い胸の部分は水分と旨味をたっぷりと抱えたまま、蒸し焼きにされている。噛みしめるとじゅわっと肉汁があぶれる様は、ももとはまた違う感じで旨い。

手羽の素揚げ


 こちらの骨は本当に細かい部分が多いので、おおよそ食べることができる。パリパリと骨をかみ砕く旨さが、この素揚げの醍醐味ともいえよう。


鳥スープ雑炊


 締めには鳥スープ雑炊(680円)をいただき、ビール2杯で都合、4550円也。ちょっと回り道にはなるけれど、美味しい鳥が食べたいときには寄りたいお店だ。

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