ル シェール(みなとみらい、フランス料理)基本情報

項目 内容
名称 ル シェール
ジャンル フランス料理
主なメニュー コース、アラカルト
住所
電話番号
地図

飲食店の一覧

ル シェール(みなとみらい、フランス料理)訪問記録

2012/09/25 Tue
評価:☆☆☆☆★
 みなとみらいにある横浜ランドマークタワー。その上層階にある横浜ロイヤルパークホテルが抱えるレストラン群のうち、フランス料理を担うのがこちらのお店だ。
 こちらがお店を構えているのは、ランドマークタワーの68階。ホテルのロビーから、耳がキーンとなるような高速エレベーターを利用して昇り、到着。

 フロアを通過し、奥にある個室に通されたのだが、奥にある窓からは横浜駅方面の夜景が見える。きれいですねえ。
 さて、本日のメニューは次の通り:

鮪のカルパッチョ ブールグールのサラダを添えて
Le carpaccio de thon de la salade de boulghour et de legumes

マロンのクリームスープ カプチーノスタイル
La creme de marron en cappuccino

鱸のポワレ 茸とイカのラグーと共に
Le loup de mer poele accompagner de champignon et calamar

グラニテ
Coupe milieu

仔牛肉のポワレ 季節野菜のソテー添え マデラソース
Le filet de veau poele sauce madere avec legumes saute

ルシエール特製デザート
Dessert du jour

コーヒー
Le cafe

 まずは食前酒のシャンパンで乾杯した後に、前菜の鮪のカルパッチョの登場。

 こちらは薄切りにしたマグロの赤身を6枚ほど皿に並べ、ブールグールとカリフラワー、焙ったプチトマト、さやえんどう、ウズラの卵などをマリネした物をのせた料理だ。左上にトマトソースも引かれ、お好みでつけていただく仕組みになっている。
 プチトマトが少しだけ火を通されて旨味が増し、食欲を増進してくれる気がする。鮪の赤身自体はおそらく冷凍のミナミマグロなんじゃないかな?解凍の過程で若干、旨味が抜けている気がした。

全粒粉とライ麦パン


 同時に供されたのが4種類のパン。全粒粉、ライ麦、バケット、バターロールのうちからお好きなものを好きなだけいただきます。まずはバターロール以外の3種類をチョイス。その後、折に触れて追加のパンを持ってきていただく。

バケットとバターロール


 今回はフリードリンクということになっているので、前半は白ワイン、後半は赤ワインという構成で行かせていただく。こちらも適宜サービスしていただけるので、グラスが空いて乾くということはない。白はすっきりとした飲み口の、少し辛口のワイン。赤はライトな飲みやすく、しかし赤らしい風味もあるワインだった。

スープ


 続いてやって来たのはマロンのクリームスープ。カプチーノ仕立てということで、カップには泡があふれいている。そこから探りつつスプーンを差し入れると、スープの登場。ギャルソンの人がキノコのスープと言っていたので、キノコと栗のスープなのだろう。栗栗した甘い感じではなく、わずかに繊維質を感じるような滑らかでコクのあるスープになっている。

魚料理


 そして魚料理。鱸のポワレは、皮を香ばしく焼いた鱸を中心に、イカを輪切りにして煮たものを周囲に添えてある。その外側には四方にソースが置かれる構成だ。鱸は柔らかくふんわりと火を通しながら、皮はパリッと香ばしい。皮の下の身の部分が若干生臭い感じもしたが、ほんのりと脂ののった鱸はしっとりとして美味しい。イカと一緒にいただくと、淡白な白身に足りないコクも追加してくれる感じ。

グラニテ


 グラニテはマンゴーのシャーベット。口の中をすっきりとさせて、次の肉料理に向かいます。

肉料理


 肉料理は仔牛肉のポワレ。三つにカットした仔牛の赤身肉が置かれ、マデラソースが添えられる。そしてカリフラワーなどの野菜とベーコンの賽の目切りがソテーしてある。脂身の少ないももの様な部位の肉だが柔らかく、足りないコクはマデラソースとソテーした野菜に付加された脂が補ってくれる。しかしお肉にはもう少し熟成した旨味が欲しいところ。値段などを考えると仕方ないのだが。

デザート


 最後はデザート。クランベリー、ブルーベリー、メロンとパイナップルの賽の目切りというフルーツ、ビターなチョコレートケーキ、パリパリにキャラメリゼされたクリームブリュレ、アイスクリームというひと皿。
 甘くなった口をデミタスカップで供されるコーヒーで締めなおす。

 という感じでコース終了。ギャルソンのサービスは人によって若干レベルの差が感じられるけれど、ほとんどの人はしっかりと目を行き届かせている感じ。料理的には普通に美味しくはあるけれど、飛びぬけてという感じではないのは、多数に同等のサービスを提供しなければならないホテルのレストランということを考えると、仕方がないのかも。
 自分のためだけに提供されるような、温度管理まで完璧な料理を食べたければ、もう少しこじんまりとしたお店の方が良いのかもしれない。しかし、ロケーションとサービス込みで考えれば、安心感のあるお店ではある。

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