ソードアート・オンライン プログレッシブ (1)
- 順番に積み上げていく戦いの歴史
- 評価:☆☆☆☆☆
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ソードアート・オンラインの攻略を第一層から順番に描いていこうという企画らしい。でも、年一回しか刊行できないとのこと。ほぼ最初からキリトはアスナと出会っていたことになり、なんだかとっても楽しそうに戦っています。…この調子だと、第十層くらいでデキちゃうんじゃないの?
「星なき夜のアリア」
第一層フロアボス攻略会議の直前、ソロプレイヤーとして生きることを決めたキリトは、迷宮区で流星のごとき細剣の冴えを見せるプレイヤーと出会う。その人物は、持てる限りの換えの剣とPOTを持ち込み、昼夜ぶっ続けで攻略に挑んでいた。
安全を度外視した戦い方をするその人物に対し、キリトは声をかけてアドバイスをする。その人物の名はアスナと言った。
初のフロアボス攻略隊を率いるディアベルや、のちにアインクラッド解放軍を立ち上げるキバオウ、おなじみエギルなどとの出会いが描かれる。殺伐とした開始直後の雰囲気が出ている中で、相変わらずマイペースを貫いているキリトの異質さが浮き立っている…のだけれど、やっぱりこの頃はキリトでも結構神経過敏になっているな。
キリトのトレードマークである《コート・オブ・ミッドナイト》の由来も語られる。
「ヒゲの理由」
情報屋《鼠のアルゴ》のトレードマークであるおヒゲの理由を教えてもらえることになったキリトだったが、ヘタレて別の情報を貰うことになってしまう。その結果、彼は悲惨な三日間を過ごすことになるのだった。
キリトが使う隠しスキル《体術》の由来が語られる。
「儚き剣のロンド」
中編というか長編と言っても良いくらいの分量。腕の良いプレイヤー鍛冶屋ネズハのうわさを聞いたキリトは、第二層の街で彼を訪ね、再びアスナと遭遇する。アスナと楽しくコンビを組みながら、アスナの剣の強化もしてもらおうとするのだが、そこで二人はある事件に関わることになるのだった。
「圏内事件」に近いような、ちょっとだけミステリータッチの雰囲気を醸し出しつつ、第二層攻略の様子が描かれる。
ソードアート・オンライン プログレッシブ (1)(川原礫)の書評/レビュー
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