サイハテの聖衣(シュラウド)(三雲岳斗)の書評/レビュー


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サイハテの聖衣(シュラウド) サイハテの聖衣(シュラウド) (2)

サイハテの聖衣

際どいよ、衣装が
評価:☆☆☆☆★
 突如世界に出現した禍憑妃は、人類の領域を侵略して行った。九州を彼らに占領された日本の最前線にあるのが、極東自衛機構赤間ヶ関事業所だ。PMCの一種である極東自衛機構には、獣装巫兵というマガツヒに対抗するための戦闘社員がいる。
 彼女たちは、マガツヒの力を利用するための強化服・聖衣(シュラウド)を装着し、戦う。ただし、基本的に傭兵なので、聖衣の力を使うのにもコストがかかるので、収支を考えてマガツヒと戦わないといけない。

 赤間ヶ関事業所の第一巫兵部隊には、4人の獣装巫兵が所属している。かつての所属事務所の借金を被せられた元アイドルの天乃羽々姫。救国の英雄とまで呼ばれた元軍人で、いまは自堕落な部隊長である桜狩紗々羅。軍事エリートの家系に生まれたものの、メンタルの弱さが目立つ樛宮鳴々葉。病弱お嬢さまだけれど逆境に負けない天然系の小揺木音々。
 彼らは、戦時にあってもちろん敵と戦うけれども、基地では普通の少女たちのように、ときにまったりと、ときにイタズラ娘のように、戦時下の日常を楽しんでいる。この物語は、そんな彼女たちの日常を、それぞれのキャラにスポットを当てつつ描いている。

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