モナコ公国と日本の関係

グレース・ケリー公妃と日本庭園

 日本とモナコ公国の間に正式な外交関係が樹立されたのは2006年12月であり、日本大使が任命(注フランス大使の兼任)されたのは2007年7月と、意外に最近のお話なのだが、非公式には日本とのつながりも深い。
 かつて王宮の住人だったグレース・ケリー公妃は親日家であり、モナコに日本庭園が出来る日を夢見ていたという。しかし、本人の存命中はその夢がかなうことはなかった。
 夫のレーニエ三世は、亡き妻の夢を引き継ぐことを決意し、日本庭園の造園を指示。その命を受けた建設大臣が1990年の花と緑の博覧会で造園業者を選定し、着工することとなった。
 1994年5月に開園した"Jardin japonais de Monaco"(モナコ公国の日本庭園)は、モナコを訪れる観光客の目をいまも楽しませている。

小さくとも魅力溢れる、モナコ
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