ベン・トー (9.5) 箸休め~濃厚味わいベン・トー~(アサウラ)の書評/レビュー


 ベン・トー (9.5) 箸休め~濃厚味わいベン・トー~(アサウラ)の書評/レビューを掲載しています。

関連作品の書評/レビュー
ベン・トー (9) おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円 ベン・トー (9.5) 箸休め~濃厚味わいベン・トー~ ベン・トー (10) 恋する乙女が作るバレンタインデースペシャル弁当350円

ベン・トー (9.5) 箸休め~濃厚味わいベン・トー~

キャラクターの歴史が描かれる短編集
評価:☆☆☆☆☆
 ジャンプSQや公式サイトに掲載された短編に、書き下ろしをあわせて収録している。グルーピングすると、著莪あやめと佐藤洋の日常系、槍水仙が一年生の頃、金城優、秋鹿雅、烏頭みことがいた在りし日のHP部系、白粉花と白梅梅の日常系、沢桔梗と沢桔鏡の日常系という感じだ。

 著莪あやめと佐藤洋のお話は、狼とは何の関係もなく、単にいろんなシチュエーションで二人がいちゃつくだけのものだ。山の上の家の中で、二人っきりで晩ご飯を作っていちゃついたり、お風呂に入っていちゃついたり、初詣に行っていちゃついたり。キスすれば大抵ごまかせるというあやめの母の言葉が至言。
 白粉花は東京ビッグサイトで行われる某同人誌即売会の二日目に初めてサークル参加したことにまつわる話だ。新作に興奮して感想を書き綴る一人のファンのサイトの模様も紹介されている。もっとも、現実の白粉にまつわる話は、その作中の興奮とはひと味違うものなのだけれど。白梅とのなれそめも語られる。

 派手さはないけれど、キャラクターの歴史が描かれる短編集だと思う。

アサウラ作品の書評一覧

ホーム
inserted by FC2 system