バカとテストと召喚獣 (9.5)(井上堅二)の書評/レビュー


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バカとテストと召喚獣 (9.5)

あなたと子供を作りたい
評価:☆☆☆☆★
「僕と子供と召喚獣」  藤堂カヲル学園長の思いつきで変更された試験召喚システムのテストに付き合わされることになった吉井明久と坂本雄二、そしてFクラスの面々たち。その変更とは、二人で一体の召喚獣を召喚できるようにすること。つまり、二人の子供ができる!
 当然、島田美波と姫路瑞希は明久に、霧島翔子は雄二に迫るわけだが、そこに色々な思惑が絡んで来て…。学年主任の高橋先生の意外な反応が見られます。

「僕と姫路さんとある日の昼下がり」
 ショッピングモールにお買い物に行くことになった明久と瑞希。デートの様な状況にドキドキする瑞希に対して、明久はいつも通り。そんなとき、明久は彼を見つめる視線に気づく。これは異端審問会の誰かか?デートの合間に、命を守る戦いが始まる!

「僕と土屋家と揺れない心」
 一言でいうと、ツッコんではいけない土屋家。明久と雄二、どちらが動揺しない冷静な心を持っているかで言い争いになったため、ムッツリーニの家を舞台として、彼らの冷静さを確かめる企画が立ちあがった。
 審判役の木下秀吉、ゲスト出演の島田美波の自虐的ボケっぷりを見て欲しい。でもこの企画は映像じゃないと表現が難しいかも。

「俺と喧嘩と不思議なバカども」
 7.5巻の帰国直後の美波と明久の物語の裏で繰り広げられていた、明久と雄二、ムッツリーニや秀吉との出会いの物語。やさぐれている雄二の印象がいまと違いすぎる。

 今回はラブコメというよりもコメディあるいは青春ものの要素がちょっと多め。短編という形式のせいもあるのかもしれない。

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