ストライク・ザ・ブラッド (8) 愚者と暴君(三雲岳斗)の書評/レビュー


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ストライク・ザ・ブラッド (8) 愚者と暴君

第四真祖の誕生
評価:☆☆☆☆☆
 第三真祖《混沌の皇女》ジャーダ・クルルカンの襲撃を辛くも潜り抜けた暁古城だったが、気付くと《電子の女帝》藍羽浅葱と共に拷問部屋で拘束されていた。拘束したのは《剣巫》姫柊雪菜だ。
 嫉妬に狂った雪菜が二人を拷問しようというわけではなく、《空隙の魔女》南宮那月の力を使って第四真祖誕生時の記憶を取り戻そうというのだ。

 暁牙城に呼ばれて向かった地中海のゴゾ島で暁凪沙と暁古城が十二番目の焔光の夜伯アヴローラ・フロレスティーナ復活にまつわる事件で命を落としかけてから三年が過ぎた。そんな頃、MARの暁深森の前に、亡くなったリアナ・カルアナの妹のヴェルディアナ・カルアナが現れ、十二番目の焔光の夜伯の復活に手を貸して欲しいと告げる。
 一方、《宴》を開催することを望むネラプシ暫定自治政府バルタザール・ザハリアスは、獅子王機関の閑古詠を通じて、第一真祖の名代のディミトリエ・ヴァトラーや、第二真祖の直系であるイブリスベール・アズィーズ王子殿下に、十二番目の復活を告げるのだった。

 なぜ、第四真祖の力は暁古城に宿ったのか。その秘密が明かされる。

 大分、分量を削ったらしいので、登場人物たちの関係が唐突に感じられる部分もあった。特に《過適応者》矢瀬基樹とか。

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